(表紙の写真は、7・9選挙戦最終日の新宿駅西口での街頭演説会)
■甦る労働組合
参院選で切り拓いた地平を土台に11・6労働者集会の歴史的成功を!
飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)
全国労組交流センターは、7月参院選を鈴木たつお候補を推して闘い、東京選挙区で1万6187票を獲得しました。
今回の参院選の激闘は労働者の歴史選択をかけた決戦でした。戦後の世界支配が音を立てて崩れ、ゼネストをはじめ、労働者の新たな闘いが始まっている。私たちは「労働者の力で社会に革命を」「新しい労働者の政党をつくろう」と訴えて闘いました。闘いの核心は、革命の必要性と現実性、その主体は労働者階級であることを具体的に訴えることにありました。問われたのは私たちの運動です。
街頭宣伝を担った全学連や青年労働者は、選挙過程で1万人と討論したと語っています。彼らはその総括の核心に「労働者人民の怒りを聞く誠実な姿勢」をあげました。これが「これまでの選挙戦から一変させたこと」だと言っています。私たちの主張が通用するかどうかではなく、労働者が何に怒っているのかを感じ取ること。街宣隊の仲間は「自分たちの怒りと共鳴してくれることが、あなた達と共産党との最大の違い」と言われたといいます。ここに1万6187票の本質があります。「野党共闘」が、労働者や農民、母親たちの怒りを資本主義や議会内に抑え込もうとしたことを打ち破る一人ひとりの決起です。