「国鉄」と一致するもの

月刊「労働運動」2012/1月号 発行 - 全国労働組合交流センター

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■労働者の目

全国で闘う労組青年部運動を!
赤羽 進彦 青年部長 精研労組青年部書記長
 

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 「99%が1%の強欲と腐敗のために搾取されている。1%の支配を打ち倒そう!」――この言葉は世界中を駆け巡っている。日本においても新自由主義の矛盾が3・11大震災―福島原発事故で爆発し、まさに資本主義の終焉が明らかになった。その中で野田政権がやろうとしていることは、原発の再稼働だ。そして野田政権のいう「復興」とは「ぼろ儲けしてきた大資本が、復興特区でさらにぼろ儲けする」ということだ。はっきりしているのは、資本家も政府も「儲けのためなら労働者がどれだけ死んでも構わない」という立場に立っていることだ。つまり資本家、政府と私たちは非和解的な関係なのだ。そして、この私たちの目の前で起きているこの許しがたい現実は、この資本主義社会の行き着いた、腐敗に満ちたどうしようもない最期の姿だ。
(写真 昨年9・11新宿反原発デモ)

 自ら作った赤字の責任をほおかぶりし大リストラを進める斎藤(日本郵政社長)・鍋島(郵便事業社長)らに

 すべての責任ををとらせよう

 団結をつくりだして共に闘おう

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 年末年始繁忙まっ最中で働くみなさん、大変お疲れさまです。
 2012年をむかえ、新年冒頭のアピールをおくります。
 東日本大震災から10か月がたちました。私たちは改めて、極寒の季節の中で生きるための闘いを貫いている被災地の労働者とともに、労働者・労働組合の団結した力で闘いぬいていきます。
 郵政民営化から6年、民営化の破たんの現実は日常の職場の状況をみれば明らかです。この現実を生みだした一切の原因・元凶は、自らつくりだした赤字の責任を頬かぶりし事業危機を煽り、労働者ほおに全ての犠牲を押し付ける斎藤・鍋倉社長ら経営陣と、これを労使一体で進めるJP労組中央本部にあります。1000億円を超える赤字と昨年1年間で4万人の非正規労働者の仲間を解雇した斎藤・鍋倉社長の責任をうやむやにしてはなりません。新・旧経営陣の「私財」をすべてはきださせ、職場を私たちの手に取りもどそう。
 現場への犠牲転嫁を許さず、団結をつくり出して、共に闘おう!

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月刊「労働運動」12月号 発行 - 全国労働組合交流センター

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■労働者の目

国鉄闘争全国運動と反原発闘争で12月闘争を闘いぬき、2012年徳島全国総会へ
羽廣 憲 常任運営委員 国労九州小倉地区闘争団
 

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 11・6労働者集会を全力で闘いぬき、被災地・フクシマと全国の労働者が合流できました。全国各地で徹底した総括を行いつつ次の闘いに突入していると思います。私たちの力はまだ小さいかもしれません。今の社会を変えるために私たちに課せられた課題は大きい。しかし、絶対にやり遂げる決意がみなぎった真剣さは必ず人の心を動かせます。地域で職場で団結を積み上げて資本に対する怒りの反撃と、核と人類は共存できないことを鮮明にした反原発闘争を組織するためにさらなる奮闘が求められていると思います。労働組合の現実を変えるためには私たちも変わらなければなりません。非和解、非妥協の激しい闘いで団結を拡大するために交流センターの会員は全力で闘い続けよう。
(写真 11・6労働者集会で国労闘争団を代表して発言する羽廣憲さん)

(交流センター・国鉄 2011年11月10日発行) ko20111110.pdf

 11・6反原発・反失業集会に5950人結集

 国鉄闘争を軸に、労働者の団結した力で社会を変えよう


 外注化阻止、被曝労働阻止の青年部登場

 11・6労働者集会を牽引したのは、国鉄労働運動だ。
 検修外注化をストライキで阻止し青年部を結成した動労千葉の青年、被曝労働を拒否しストライキで阻止した動労水戸に結集した青年が意気高く登壇して発言した。
 外注化阻止闘争は、非正規職撤廃を正規職が闘う最先端の闘いだ。そして被曝労働拒否の闘いは、反原発の最先端の闘いだ。新自由主義の突破口だった国鉄分割・民営化に立ち向かってきた国鉄労働者が勝利の展望を指し示した。

 1047名解雇撤回貫く争議団・闘争団

 「4・9政治和解」を拒否し、1047名解雇撤回を貫く動労千葉争議団の中村仁さん、高石正博さん、国労闘争団の羽廣憲さん、石﨑義徳さん、成田昭雄さん、小玉忠憲さん、国鉄闘争全国運動の手嶋浩一さんが登壇した。
 24年間の1047名解雇撤回闘争は、国鉄分割・民営化と一体の派遣法を撤廃させ、非正規職化を許さず、青年の未来を切り開く闘いだ。

月刊「労働運動」9月号 発行 - 全国労働組合交流センター

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月刊「「交流センター」を2011年8月号より月刊「労働運動」に改題いたしました。頁数も4ページ増えます。日本労働運動の拠点をめざしてさらに充実を図っていきます。

■労働者の目

全国の郵政職場に大反乱を組織して、日本郵便大リストラ攻撃を打ち破ろう
星野 勝紀 副代表 JP労組東京銀座支部

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  JPEX子会社化の失敗、ゆうパック統合の大混乱と郵政民営化の破綻が進行する中で、その破綻の矛盾が日本郵便大リストラという形で、現場労働者に襲いかかっている。とりわけ16万非正規労働者にかけられた雇い止め解雇攻撃は、絶対に許すことはできない。
 時あたかも3・11情勢下で、この大リストラ攻撃と真っ向対決する非正規の仲間が登場した。郵政非正規ユニオンの結成は、3・11情勢下、復興を口実とした菅政権-政財界の大失業攻撃に対して、渾身の決起をもって、正規・非正規を問わず、すべての郵政労働者の大反乱を呼びかけている。いや、郵政労働者のみならず、すべての産業に働く、とりわけ青年労働者に向けて、檄を発している。
(写真 「雇い止めを撤回せよ!7・26総決起集会」【7月26日 東京・国分寺市】)

日時: 9月2日(金)PM7:00~(PM6:30開場)

場所: 座・高円寺 阿波おどりホール http://za-koenji.jp/guide/index.html

JR中央線「高円寺」駅北口を出て徒歩5分 杉並区高円寺北2-1-2 ℡03-3223-7500
●参加費500円 (前売券あります)

【大野義文さんのプロフィール】

広島、高知などで労働基準監督官を30年にわたって勤め、高知県安芸労働基準監督署長などを経た後、昨年退職。国鉄闘争全国運動の呼びかけ人でもある。
大野さんは、これまでの経験を生かし、そのノウハウのすべてを、「使い捨て自由」のやりたい放題の企業・資本の不正・悪行とのたたかいに注ぎ込んでいる。労働者に対しては実にやさしく、心強い。しかも労働争議のプロ。法律の知識はもちろん、会社の弱点も解決法も知り尽くしている人物だ。
会社に腹を立てているあなた! あきらめる必要一切なし!大野さんの話しを聞いて、一緒に行動をおこそう!

【西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会】 只今、ケンカ中!



鈴コン分会解雇撤回社前闘争

鈴木コンクリートの生コンミキサー運転手は、三ヶ月雇用・低賃金・安全無視の劣悪な労働条件を労働者の団結で
うち破ろうと2年前、職場に労働組合を結成した。すると会社は、解雇や懲戒処分などデタラメな理由をつけて組合つぶしに打って出てきた。鈴コン分会は、これに一歩も引かず、団結して立ち向かった。
こうして人間として労働者の誇りを取り戻すたたかいが始まった。
会社の好き勝手にさせてたまるか!社会の主人公は労働者だ!俺たちは奴隷じゃない!鈴コン分会只今ケンカ中!

【バラッドショット】 LIVE



ボーカル&アコーステックギター、バンジョー、ジャンベ、トランペットの4人編成のアイリッシュロックバンド。2005年結成。彼らがフェイバリットに取り上げるのは、アイリッシュトラッド、パンクロック、フォーク、ブルース、労働歌、民謡など生活根ざす音楽たち。日本語のまっすぐな歌は力強く、人間臭く、土臭く、機械油臭く、そして時に哀愁たっぷりなのである。
都内のライブハウス、BAR、PUBを中心に精力的に活動中!ファーストアルバム「歌打弾(uta-uta-uta)」絶賛発売中!
http://www.myspace.com/balladshot

 

うでまくり/全国労働組合交流センター女性部(第102号)より一部掲載

も く じ 

■主張・団結            女性部長 長谷川ユキ      
  職場に国鉄闘争全国運動を! 女性部の飛躍と交流センターの
  組織拡大を実現しよう
■特集 闘う労働組合を甦らせよう 現場の怒りを団結に!       
 東京女性部第17回総会勝ち取る/公務員制度改革は労働三権を否定し
 労働組合を解体・変質する攻撃だ/2割賃金カット絶対反対!ストラ
 イキで闘う団結をつくろう!/国労原告団物販-国労職場訪問で
 感じたこと、見たこと/私たち青年労働者が原発を止める原動力
 になる!/反原発デモの先頭に組合旗が林立-7・17いわき闘争
■お知らせ                            
■サンフランシスコ星野絵画展に参加して               
■女性労働者をめぐる動き(2011年5月~6月)/編集後記 
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主張・団結 職場に国鉄闘争全国運動を!
     反戦・反核・反原発闘争を闘おう!
      女性部の飛躍と労組交流センターの組織拡大を実現しよう!

女性部部長  長谷川ユキ

2011035.jpg (写真 2011年3月5日 国際婦人デーでのデモ)

 3・11東日本大震災から4ヶ月半が過ぎました。被災地の状況は一向に改善されず、現在も10万人を超える人々が避難所生活を強いられています。東京電力福島第一原子力発電所の原子炉爆発・炉心溶解事故は、収束の目途が全く立たず、チェルノブイリを超える最悪の大事故となって、今も大量の放射能を放出し続けています。もはや、只ひたすらに原子炉に水をかけ続けるしか手立てがないのです。
 今や、核による戦後支配体制が破綻し、終焉を迎えようとしています。東日本大震災の壊滅的な事態の中で、菅民主党政権の無為無策が続き、日本帝国主義の支配体制がガタガタになろうとしています。
 しかし、だからこそ、菅政権も財界も、日本帝国主義の核武装・核保有のための国策として推し進めてきた原発をあくまでも維持し推進しようとしています。
 経団連は7月12日に「電力の安定供給に向けて、原子力の果たす役割は引き続き重要」とする、エネルギー政策に関する第一次提言を発表しました。7月22日に開催した経団連夏季フォーラムにおいて、復興特区の早期設置、原子力の信頼回復、TPP推進、社会保障制度・税財政改革などを骨子とする「アピール2011」を採択しました。
 連合をはじめ大半の勢力が「国難打開」「政治休戦」と称して闘いを放棄し「挙国一致」に与している中で、いわゆる4者4団体の国鉄闘争共闘会議が6月30日に解散し、国労本部も7月末定期大会で組合規約を改定して闘争団組合員を切り捨て、1047名解雇撤回闘争を名実ともに終焉させようとしています。
 震災を口実とした解雇攻撃、農民・漁民切り捨てが被災現地を中心に始まりました。その多くが女性労働者、青年労働者を中心とする非正規労働者です。「震災解雇労働センター」への労働相談は、いずれも非正規の女性労働者からでした。大震災・原発事故情勢下で生きていくために、労働組合の力で、団結して闘う以外に道はありません。全国労組交流センターと国鉄闘争全国運動の原則的な闘いが今こそ求められています。
 私たちは「資本と対決して闘う」「階級闘争の先頭に立って闘う」ことを目指して労組交流センター女性部を結成しました。今こそ、職場で国鉄闘争全国運動を組織し、反戦・反核・反原発闘争を闘おう! 8・6ヒロシマ~8・9ナガサキ反戦反核闘争、8・15闘争を全力で闘いましょう。
 女性部の財産である機関誌『うでまくり』を組織拡大に多いに活用しよう! 今号から『うでまくり』を交流センターのホームページに掲載することになりました。女性部の更なる飛躍と労組交流センターの組織拡大を実現しよう!

月刊「「交流センター」を2011年8月号より月刊「労働運動」に改題いたしました。頁数も4ページ増えます。日本労働運動の拠点をめざしてさらに充実を図っていきます。

■労働者の目

外注化攻撃を粉砕し、国鉄分割・民営化体制を打ち破ろう!
清水 匠 常任運営委員 動労千葉執行委員

 

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 6月10日、JR東日本千葉支社は、京葉車両センターの構内運転業務の10月外注化と、銚子運転区・成田車掌区の廃止―銚子運輸区・佐倉運輸区の新設という2つの重大な攻撃を提案した。京葉構内外注化は、この10年間阻止されてきた検修・構内外注化の強行をもって、全面外注化の突破口とするものである。基地統廃合攻撃は、銚子運転区をはじめ、千葉運転区など千葉支社内の運転士や車掌数百名の大規模配転を伴う攻撃だ。「佐倉運輸区」は、この秋にも開設にむけた「準備区」が設置される。京葉外注化の10月実施とともに、7~9月が闘いの焦点になっている。
(写真 JR東日本千葉支社による運転基地統廃合攻撃に反対する動労千葉の銚子地区総行動(6月28日 JR銚子駅前】)


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と き:8 月5 日(金)午後2 時
ところ:広島市東区民文化センター
             大会議室
    (広島市東区東蟹屋町10-31)
■ 全国労働組合交流センター 医療・福祉労働者部会
〒111-0041東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂伊藤ビル5F
■ 広島現地連絡先
高陽第一診療所労働組合/広島市安佐北区落合1-14-9 TEL (082)842-1177
森末一義(高陽第一診療所労働組合 執行委員長) TEL 090-6830-2996

 世界大恐慌とそのもとで起きた3.11 大震災・原発大事故は、私たちが生きていくためには、新自由主義・資本主義を一刻も早く打倒しなければならないということを改めてはっきりさせました。史上前例のない放射能汚染の拡大のもとで、被
災地の人々は家も仕事もふるさとも奪い去られました。原発事故現場では使い捨て前提の非正規労働者が殺人的被曝を強制されています。職と住を奪った津波被災、医療・福祉破壊、原発事故は、すべて資本・権力の犯罪だ!これ以上労働者・農
民・漁民が殺されてたまるか!
 3.11 から4 ヵ月余り、被災地の民衆を先頭に、労働者・農民・漁民は文字通り生き抜くための闘いを力強く開始しました。6.11 全国・全世界200 ヵ所以上で闘われた反原発100 万人アクション、そしてその怒りのエネルギーを被災地フクシマで大爆発させた6.19 怒りのフクシマ大行動、さらにこれらすべての闘いの先頭に労働運動・労働組合がしっかりと立つことを宣言した国鉄闘争全国運動の6.5 全国集会───6 月、そして7 月の激しい闘いは菅政権、日本経団連、そして体制内御用組合を追いつめてきました。この支配の危機をのりきるために、彼らは労働者階級の怒りが革命となって爆発することを絶対に止めるという一点で連合しています。菅首相の「脱原発」宣言など、あらゆるペテンを弄して、労働者階級の怒りのエネルギーの爆発をおさえようとしているのです。
 すべての原発をいますぐ止めろ! 大恐慌下の「3 .11」のもとでさらに激しさを増す大失業・賃下げ、生活破壊を絶対許すな!───6.5-6.11-6.19 に登りつめた労働者階級の闘いは、革命に行き着くまでは絶対に収束することはありません。
莫大な規模で革命的行動への決起を開始している労働者階級人民の中で、私たち医療・福祉労働者こそその闘いの先頭に立とう。闘う労働組合の再生に徹底的にこだわり、生きぬくための団結を組織して闘おう!医療・福祉現場から反合理化・安全闘争で闘う労働組合を甦らせよう!
 核も原発もない社会へ。人類の未来を決する今夏8.6 ヒロシマ大行動と、これに先立つ8.5 医療福祉労働者全国交流集会に、全国から結集しよう。

月刊「交流センター」7月号 発行 - 全国労働組合交流センター

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■労働者の目

闘う国労を奪い返すために
白石 滋 常任運営委員 国労新橋支部

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  原発事故への怒りの行動が全国で高揚し、6・19福島大行動からいよいよ国際的な労働者の闘いとして爆発しようとしている中で、6月24日、4者4団体は国鉄闘争終結を決定した。重大な屈服だ。しかし国労の崩壊を阻止し、闘う労働運動をつくりだせるのは国労組合員だけである。職場=分会の権力を奪って拠点を築き、闘う労働組合を建設する。そこに向かって職場闘争を闘い抜く以外にない。
 今年の国労全国大会代議員選挙は国鉄決戦の拠点を国労内部に打ち立てるための闘いとして決断し計画し実行した。ビラは何度も練り上げ書き直した。ありきたりの本部批判ではなく、新宿駅での取り組みを前面に押し出した。選挙区ごとにプロジェクトチームも編成した。遠い地域にある分会にも足を運んだ。
(写真 「共に闘う国労の会」がJR東日本の株主総会を直撃する宣伝行動【6月23日 東京・四ッ谷】)

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