2015年10月アーカイブ

2015年10月 1日発行 第0307号

(写真 韓国民主労総の9・23ゼネスト【上】、動労水戸9・28ストライキ【中】、動労千葉10・1ストライキ【下】詳報次号) ◎甦る労働組合 動労総連合を全国へ! 11・1労働者集会に1万人結集を!〔特集〕戦争法の強行採決弾劾! ストで闘う! 闘いはこれからだ! 動労総連合・新潟を結成してよかった!(座談会)★9・19安保・戦争法強行採決弾劾! 安倍打倒! 私たちはストライキで闘う! 11・1労働者集会へ結集を!★戦争法・国鉄をめぐる闘いはこれからだ! 9・21~22全国労組
月刊『労働運動』34頁(0307号00/01)(2015/10/01)


月刊労働運動 2015年10月号 目次

諸永 政廣 (全国労組交流センター常任運営委員・ 精研労組委員長) 7、8月そして9月、「安倍倒せ!」「ストライキで戦争とめよう!」の声は叫びとなり全国を席巻し、後戻りのない根底的な怒りを生み出し、国会前を中心とした労働者、労働組合、学生そして民衆の連日連夜尽きることのない決起の前に国会周辺は怒りのるつぼと化していった。 今日まで最前線で牽引(けんいん)してきたと思い込んでいた私たちの怒りをも凌駕(りょうが)するような絶対反対の怒りがついに解き放たれたように共鳴し、合流し、
月刊『労働運動』34頁(0307号01/01)(2015/10/01)

甦る労働組合
動労総連合を全国へ!
11・1労働者集会に1万人結集を!

(写真 8・30国会前に戦争法案反対の12万人が結集) 数百万の労働者が戦争法阻止で決起した歴史的闘争 ●戦争法をめぐる労働者の歴史的決起  安保・戦争法案をめぐる8~9月国会闘争は8・30国会正門前占拠を転換点に、全国で数十万~数百万の労働者が決起した。歴史的な決起と大流動が起きて、安倍政権を震撼させた。日本の労働者が巨大な政治的経験を積んだことの意義は重大だ。様々な反動も、すべてを巨万の決起の大きさとその意義との関係で見ることが大事だ。 ●国会前攻防 参院特別委員会にお
月刊『労働運動』34頁(0307号02/01)(2015/10/01)


9・19安保・戦争法強行採決弾劾! 安倍政権打倒!
私たちはストライキで闘う! 11・1労働者集会へ結集を!

(写真 総会で発言する辻川慎一代表)  9月21~22日、東京都内で、全国労組交流センターの拡大全国運営委委員会が開かれ、安保国会決戦の総括と国鉄決戦、11・1集会に向けた方針などを議論した。以下、議事の概要を紹介する。辻川代表 国会決戦と全国に動労総連合を作ろうと、国会と職場を一体で闘った。討論の前に全学連に来てもらい、国会闘争を報告してもらった。7月15日衆院通過から参院通過に対して渾身の闘いをやり抜いた。労働組合の登場が決定的だ。シールズ防衛隊は民間の暴力を体現してい
月刊『労働運動』34頁(0307号02/02)(2015/10/01)


戦争法・国鉄をめぐる闘いはこれからだ!
9・21~22全国労組交流センター拡大全国運営委員会の報告

 安保戦争法案の採決強行に対する怒りの中で、9月21~22日、全国労働組合交流センターは第28回拡大全国運営委員会を開催した。 安保関連法案をめぐる国会闘争は、労働者が本来持っている力に目覚め、社会を動かすのは私たちだと誰もが感じた歴史的な闘いとなった。「戦争は絶対に許さない」と一人ひとりが人生の決断をして立ち上がり、顔も知らない者同士が団結し、国家権力のあらゆる規制を突き破って実力で国会前の車道を解放区にしたのだ。この経験と感動は決して消えることはない。 安倍は安保国会の
月刊『労働運動』34頁(0307号02/03)(2015/10/01)


ゼネストで安倍を倒し戦争を止める
全国労組交流センター第28回全国運営委員会の総括 飯田英貴(事務局長)

(写真 JR水戸支社前で訴える動労水戸の青年たち) (写真 いわき市内をデモ行進) 西納岳史(動労水戸書記)  8月29日、いわき市・平中央公園にて「帰還と被曝の強制を許さない!8・29いわき行動」が開催されました。ストに突入した動労水戸や茨城・福島をはじめ全国から300人の仲間が参加しました。9月5日の楢葉町避難指示解除に対する怒りを訴え、常磐線全線開通阻止の闘いをさらに力強く打ち抜いていく集会となりました。 今回の闘争は、動労水戸、いわき合同ユニオン、NAZENいわき、
月刊『労働運動』34頁(0307号02/04)(2015/10/01)


帰還と被曝の強制を許さない!― 8・29いわき闘争の報告

新たな解雇撤回闘争が始まった!  9月9日、動労千葉はJR東日本本社に対して、JR採用差別事件で最高裁が不当労働行為を明確に認定し、「相当程度において採用されていた可能性があった」と認定した以上、最高裁決定に基づいて動労千葉組合員を採用せよ」と申し入れを行った。 (日刊動労千葉より抜粋)※JR東日本は受け取った!=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 第12回 強制出向無効確認訴訟 出向延長と
月刊『労働運動』34頁(0307号02/05)(2015/10/01)


最高裁で不当労働行為が確定した以上、9人の仲間を職場に戻せ!

(写真 スト通告し、駅前に登場した!) 木村 洋一(動労連帯高崎組合員)  9月12日、「動労連帯の指令により、ただいまより業務終了時までストライキに入ります」。管理者4人は無表情で無言。「では失礼します」と背を向けて退出しようとすると、かすかに「...はい」の声。社会の主人公は労働者だ、と実証した瞬間だ。 私の職場でストは1人だったが、会社は無力だった。圧力をかけることも、御用組合に妨害させることもできなかった。5人、10人がストに入ると業務は回らなくなる。かつかつの人員
月刊『労働運動』34頁(0307号02/06)(2015/10/01)


社会の主人公は労働者だと実証した動労高崎のストライキ

(写真 結成集会で委員長に選出された橋本光一さん) ―9・10動労福島の結成集会報告 ― 橋本光一(国鉄福島動力車労働組合委員長) 結成集会に120人結集  動労福島(国鉄福島動力車労働組合)の結成は、9月10日、台風の影響による荒天の中、嵐の中の船出となりました。 平日にもかかわらず全国から120人もの仲間が結集してくれました。 結成大会で組合結成の発起人として私は、「動労福島の結成を決断したのは、獄中にとらわれながらすべてを奪還しようと積極的・主体的に生きる星野文昭さん
月刊『労働運動』34頁(0307号02/07)(2015/10/01)


福島に動労総連合の旗が立った!

【 参加者 】 星野文男さん(委員長)杉野 彰さん(書記長)阿部啓輔さん(執行委員)坂場信雄さん(特別執行委員)佐藤 修さん(組合員)牧絵孝栄さん(書記)(以下、敬称略)―職場・役職を教えて下さい。 星野 動労総連合・新潟の委員長です。42年間新潟駅所属で、国鉄時代は客車の入れ換え、民営化以降15年くらい本来業務を外されて窓際族にされ改札業務の応援や無人駅改札でした。最後8年くらい本務の踏切で仕事をしました。60歳定年で関連会社にエルダー出向になり、飲料やビールなどを駅内の
月刊『労働運動』34頁(0307号02/08)(2015/10/01)


動労総連合・新潟を結成してよかった!
― 国鉄新潟動力車労働組合の座談会

 吉野 元久(国労上野支部) ★分割・民営化以来28年、改憲阻止した国鉄労働運動  9月19日未明、安倍政権は絶望的な凶暴化の果てに、安保・戦争法案の参院採決=法案成立を強行した。だがそれは国家転覆―安倍打倒―戦争阻止の巨万の怒りのるつぼに油を注いだだけだ! 徹底粉砕あるのみだ。 87年国鉄分割・民営化から実に28年の歳月が流れた。分割・民営化攻撃は、「国労を解体し総評を潰せば社会党は崩壊する。新憲法を安置するために、意識してやった」(「アエラ」)と中曽根が言うように、改憲の
月刊『労働運動』34頁(0307号03/01)(2015/10/01)


階級的労働運動建設の新たな挑戦
―動労総連合建設に向けて

佐藤賢一(労組交流センター自治体部会代表・江戸川区職労)  8月24~26日、石川県金沢市において第88回自治労大会が開催されました。我々は、戦争・民営化の安倍打倒の全国ストライキを訴え、延べ2万人の参加者と結びついて、絶対反対と階級的団結で闘う階級的労働運動の新たな陣形をつくり出すことに成功しました。 我が自治体労働者部会総勢40人の大部隊は、23日の全国現業総会と24日からの本大会会場前に連日登場し、参加してくる全国の代議員・傍聴者に、「戦争・民営化・非正規化を実力阻止
月刊『労働運動』34頁(0307号04/01)(2015/10/01)


戦争と民営化にストで闘おうと訴え、現場の怒りと結合
*第88回自治労大会闘争の報告

(写真 日教組大会の会場、教育会館前でビラまきする交流センター教育労働者部会) 谷井 正人(東京都公立学校事務職員組合書記長)  安倍内閣の安保関連法案=戦争法案に対して8・30東京12万人、全国100万人の労働者・学生・市民が立ち上った歴史的な闘いの只中の9月5~6日、日教組第103回定期大会が開催されました。 日教組本部は、連日の国会前座り込みと集会について単組動員割り当ての指示を出してきましたが、それを上回る現場の怒りが「自主動員」となって噴き出しています。現場組合員
月刊『労働運動』34頁(0307号05/01)(2015/10/01)


戦争法案に現場組合員が怒りの決起! ゼネスト闘う日教組へ!
※第103回日教組定期大会に参加して

(写真 9・17全国単位事業所代表者大会)  パククネ政権の「労働市場構造改革」の攻撃が激しく進められている。9月13日労使政委員会で韓国労総の「大妥協」の合意を強引に引き出して、16日には与党セヌリ党が「労働市場先進化法」を発議した。 そのような緊迫した情勢の中、民主労総は9月23日緊急ゼネスト突入を決定した。9月17日、民主労総は全国単位事業場代表者大会を開催して9月23日ゼネスト突入を決議した。パククネ労働改悪を阻止して大反撃の歴史を作り上げようという労働者の決意を高
月刊『労働運動』34頁(0307号06/01)(2015/10/01)


労働者は一つ、敵も一つ ◆№4
ゼネストでパククネ「労働改革」粉砕!本格的な反撃を開始!
-民主労総、9月23日ゼネスト突入・上京闘争

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) 労働者派遣法改悪を弾劾する!  労働者派遣法改悪案が9月11日、衆院本会議で可決成立した。参院で施行日を9月1日から30日に変更されたため、参院から衆院に送り返され11日の衆院本会議にかけられたのだ。 なぜ9月30日にこだわったのか。10月1日から2012年改正案の「労働契約申し込みみなし制度」が施行されることになっていたからだ。この制度は2012年に成立したものの3年間施行を猶予されて10月1日が施行日になるはずだった。「みなし
月刊『労働運動』34頁(0307号07/01)(2015/10/01)

労働組合運動の基礎知識 第12回

(写真 国会行動の先頭に立つ鈴コン分会) (写真 7・20鈴コン支援共闘会議総会に田口組合員の遺影と共に登壇した) 労働委員会で田口組合員の解雇撤回勝ち取る! 吉本 伸幸(鈴木コンクリート工業分会書記長) 闘う労働組合甦らせよう  連日連夜、国会前では、戦争法案絶対阻止と解雇撤回、非正規職撤廃の労働法制絶対阻止闘争が闘い抜かれています。戦争か革命かの情勢の中、国家と資本家に殺されてたまるか! と労働者の総決起、総蜂起で労働者が社会の主人公であり、全ての権力を我々の手に奪い返
月刊『労働運動』34頁(0307号08/01)(2015/10/01)


闘う合同一般労組
鈴コン分会は闘って勝った! 大勝利!

矢田三恵(高陽第一診療所労組書記長)  広島連帯ユニオン草津病院支部は真保書記長解雇絶対反対のストライキを打ち抜きました。高陽第一診療所労組も地域の医療産別の労組拠点を作ろうと、共に闘っています。討議と今後の展望を報告します。  草津病院は、病院経営の生き残りをかけて、精神科救急病棟と認知症救急病棟をつくる大再編(一般入院患者の3倍の単価の救急入院)で、生き延びようとしています。矛盾は現場に現れ、合理化・人員削減のために超多忙化しています。組合の会議で休みをとっても、職場が回
月刊『労働運動』34頁(0307号09/01)(2015/10/01)

ひめじょおん 女性部から
地域産別の労組拠点へ!―医療福祉職場の安全崩壊と闘う

 (前号から続く) 国鉄新潟闘争は、「徹底して戦うと組合が割れる」という当時の「定型」に、また一例を加えたかに見えました。左派と目されたリーダーもそこから教訓を感じたでしょう。「観念的に急進化して、また労働者の一時の感情に乗って無理をしてはだめだ」。 だが、ここで忘れてならないのは、新潟闘争は左派の「構想」が大衆感情を「動員」しただけのものではなかったということです。 国鉄労働者には、前にお話したように、生きる権利をないがしろにされることへの広い怒りがあった。政府・当局は、四
月刊『労働運動』34頁(0307号10/01)(2015/10/01)

戦後労働運動史の中から
一九五七年国鉄新潟闘争(3)

(写真 徳島刑務所前で星野さんに「必ず奪還します」とよびかける辻川慎一さん【動労水戸、センター代表】) 元木智之(徳島労組交流センター) 壁が薄くなっている  徳島刑務所への坂を登りついた時、星野さんの巨大な写真パネルを見て涙がこみあげ、さらに暁子さんの呼びかけ、みんなでソリダリティを歌う頃には、あふれる涙を止めることができなくなるほど団結の思いが爆発しました。1回目、2回目よりも多い720人の結集は、全国各地の連鎖絵画展の成功が積み重なって大成功しました。あいにくの天候で
月刊『労働運動』34頁(0307号11/01)(2015/10/01)

地平線
9・6星野奪還・徳島刑務所包囲闘争に720人が決起!

高石正博(動労千葉協販売部) ※動労総連合・新潟の結成おめでとう!  新潟に動労総連合ができてうれしい。新潟には20年以上通ってきた。その中で、いつも新潟の仲間が事前に組合を回ってオルグをしてくれている。どこの組合に行っても歓迎してくれて、ほぼ確実に物販の注文が来る。物販だけでなく、解雇撤回の10万筆署名などでも回ってくれていた。闘いを広げていく地盤がしっかりしている。 いい活動家が沢山いる。日教組も自治労も専従がいて、阿部さんを知らない人はいない。退職者が専従的にやってくれ
月刊『労働運動』34頁(0307号12/01)(2015/10/01)


動労千葉物販への協力を訴えます

インドで1億5000万ゼネスト! 9・2インド9月2日、インドで国有企業の民営化と労働法制の改悪に反対するゼネストが始まり、銀行業、製造業、建築業や鉱業などで働く1億5000万人の労働者、主要な10の労働組合がこのゼネストに参加した。インド・モディ政権の国有企業民営化・労働法制改悪、解雇・非正規化に反対する怒りのゼネストだ。 米軍相模補給廠爆発事故抗議闘争 9・3神奈川9月3日、爆発事故で基地周辺住民を不安に落とし込めた米軍相模補給廠への「爆発事故弾劾! 基地撤去!」の抗議
月刊『労働運動』34頁(0307号13/01)(2015/10/01)

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