2015年12月アーカイブ

2015年12月 1日発行 第0309号

(写真 11・14民主労総、ソウル市庁広場で「全泰烈士精神継承2015全国労働者大会」開催。手配中のハンサンギュン委員長も参加 )◎甦る労働組合韓国民主労総と連帯し、日本でゼネストのできる強大な労働組合を建設しよう!〔特集〕11・1全国労働者総決起集会に5700人結集とその総括 「11・13パリ事件」―米仏ロのシリア空爆弾劾!  労働者の国際連帯で戦争を止めよう!「11・13パリ事件」に際して訴える 米仏ロのシリア空爆弾劾! 労働者の国際連帯で戦争を止めよう!私たちはストライ
月刊『労働運動』34頁(0309号00/01)(2015/12/01)


月刊労働運動 2015年12月号 目次

 11・1全国労働者集会は5700名の結集で意気高く勝ち取られた。 11月集会に向かう実行委員会の中で、動労千葉の田中委員長が繰り返し強調していたように、今回の11月集会は、「大恐慌と世界戦争、大失業と対決する階級的、国際的労働運動の新しい時代」の始まりの第1回目の集会である。国鉄決戦が動労総連合建設と外注化・非正規職撤廃闘争として新たな発展を切り開き、朝鮮侵略戦争阻止、戦争と新自由主義を打ち破る国際連帯闘争として11・1集会・デモが爆発したのだ。 「イスラム国」が行ったとさ
月刊『労働運動』34頁(0309号01/01)(2015/12/01)


韓国民主労総と連帯し、日本でゼネストのできる強大な労働組合を建設しよう!
小泉義秀(全国労組交流センター常任運営委員・ 合同・一般全国協議会事務局長)

(写真 11・14韓国民主労総と共に闘う動労千葉)    (1) フランス・パリで11月13日夜(日本時間14日早朝)、コンサートホールやサッカー場などを標的とした銃撃や爆破が起こり、数百人にのぼる死傷者が出た。オランド仏大統領は「イスラム国」による犯行だと断定し、国境を封鎖。フランスは非常事態宣言下におかれた。16日にはベルサイユ宮殿において上下両院合同会議が行われ、オランドは「フランスは戦争状態にある」「テロを粉砕する」と演説し、原子力空母「シャルル・ド・ゴール」を地中海
月刊『労働運動』34頁(0309号02/01)(2015/12/01)


「11・13パリ事件」に際して訴える
米仏ロのシリア空爆弾劾! 労働者の国際連帯で戦争を止めよう!

(写真 ストライキに決起した動労千葉、動労水戸の発言)(写真 動労総連合の各組合からの発言) 11月1日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動の4団体の呼びかけによる11月労働者集会は、全国から闘う仲間5700人を結集し開催された。 集会の冒頭、10月10日のトルコの平和集会に対する爆弾テロ事件や韓国・セウォル号事件など全世界の新自由主義と戦争の犠牲者、闘いの中でたおれた同志たちへの黙祷を行った。 動労千葉の関道利副委員長と広島連帯ユニオンの矢田三恵副委員長(高
月刊『労働運動』34頁(0309号03/01)(2015/12/01)


私たちはストライキで闘う! 闘う労働組合を全国の職場に! 世界の労働者と連帯し、戦争と民営化の安倍政権を倒そう!
11・1全国労働者総決起集会に5700人が結集!
私たちが歴史を動かす!

全日本建設運輸連帯労組関西生コン支部  武谷新吾 書記次長 今日も、明日からも、これからもストライキで闘うということです。社会状況は大きく右に旋回しています。しかし、動労千葉、港合同、関西生コンをはじめ、現場でのストライキ闘争でこの情勢を変えていこうと闘っています。  「団結権」、「団体交渉権」、「団体行動権」とは、何やねん、ということを思い出してください。ストライキを「威力業務妨害」、団交申し入れを「面会強要」などと言って弾圧を仕掛けてきます。パクられても後ろには多くの仲間
月刊『労働運動』34頁(0309号03/02)(2015/12/01)


呼びかけ三労組からの発言

 11月1日の千葉運転区廃止・千葉運輸区新設の攻撃に対して千葉運転区では10月31日から指名ストに入り、10・31門前での抗議行動を展開した。門前には各支部代表と共に、11月労働者集会に参加した韓国・民主労総の訪日団とドイツ・トルコの労働者も合流した。 抗議行動は、山口執行委員の開会あいさつではじまり、千葉運転区支部・関書記長のシュプレヒコール、司会で進行した。 冒頭、田中委員長は、「千葉運転区廃止絶対反対で闘う。かつて分割・民営化反対ストで10名が解雇された解雇撤回闘争の拠
月刊『労働運動』34頁(0309号04/01)(2015/12/01)


千葉運転区廃止絶対反対!ストライキと門前抗議行動を闘う
10・31~11・1 動労千葉

(写真 11・1集会に参加した民主労総) 今年の11月集会は、1047名闘争に下された上告棄却に立ち向かって、国鉄闘争を労働運動全体に影響を与える闘いとしていかに継続できるかが最大の課題でした。 さらに、戦争法案の強行採決をめぐり怒りの声が国会を取り巻く状況の中で、この情勢にいかに立ち向かうのかが問われた集会でした。 その点で、全国の仲間たちが気持ちを一つにして困難な課題に挑戦し、新たなスタートラインを築く成功をかちとったことに心からお礼を言いたいです。 総括にあたって大事な
月刊『労働運動』34頁(0309号05/01)(2015/12/01)


11月集会の闘いで切り開いた大きな地平と今後の課題
―動労千葉の田中康宏委員長に聞く

 10月2日、東京新橋で、東京中部ユニオン、東京中部労組交流センターの主催で、「労働者は使い捨ての部品じゃない!生きていける賃金よこせ!交流会」を開催しました。 今年7月11日、中部地域に、合同・一般労組全国協の方針で闘う東京中部ユニオンを結成しました。動労総連合・東京の結成のためにも、東京駅、秋葉原駅などで働くJRの労働者、下請け、非正規労働者や、地域の仲間のたたかいの軸になりたいという強い思いで結成しました。 今回の集会は、そのスタートを切る集会でもありました。 集会の最
月刊『労働運動』34頁(0309号06/01)(2015/12/01)


東京中部ユニオンの結成で地域の軸になる新たな闘い
10・2東京中部国鉄集会

 10月2日、東京北部の国鉄集会を池袋で開催した。 動労千葉の繁沢副委員長、動労水戸の外岡執行委員、東京西部ユニオン鈴コン分会の鈴木善弘さんを迎え、国鉄闘争を軸に外注化阻止・非正規職撤廃、解雇撤回を貫く地域集会として大きな前進をかちとった。 集会の特徴とそこに示された11月労働者集会へとつながる前進を4点あげる。 1点目に、9月安保国会闘争の爆発を受けて「次は何か」を打ち出す集会として設定し、打ち抜いた。集会のタイトルは「安倍を倒そう! 職場の闘いと地域の団結で戦争を止める!
月刊『労働運動』34頁(0309号06/02)(2015/12/01)


戦争阻止は職場の拠点化だ北部集会で大きな前進!
10・2東京北部国鉄集会

 10・3西部国鉄集会は西部ユニオンが主催者となり、西部労組交流センター、地域の仲間と共に「国鉄闘争を軸にストで闘う拠点職場を西部地区につくろう!動労総連合を全国へ!」「国会闘争を引き継ぎ、次は11・1集会1万人結集だ!」を合言葉に実行委員会を重ねオルグ状況や課題を共有し進めてきました。 職場回りでは、特に児童館回りを児童館全廃・民営化絶対反対の拠点職場づくりと一体で進めました。児童館の非正規労働者の団結は確実に前進しています。 杉並区内の高校を回った時、組合の掲示板に10・
月刊『労働運動』34頁(0309号06/03)(2015/12/01)


職場や地域の拠点化に西部ユニオンが奮闘!
10・3東京西部国鉄集会

 10月3日、横浜開港記念館講堂で、「青年の団結でたたかう労働組合をつくろう!神奈川労働者集会」が110人の結集でかちとられました。 冒頭、全学連の特別アピールが発せられ、国家権力のスパイ化攻撃と4学生への弾圧に対し、11・1労働者集会1万人結集で粉砕する決意を全体のものにしました。 鈴木達夫弁護士の講演に続き、動労千葉の繁沢敬一副委員長の特別報告、動労神奈川、闘う国労原告団・旭川闘争団の成田昭雄さんが闘いの報告と決意を述べました。 そして教労、自治体、郵政、合同労組、病院労
月刊『労働運動』34頁(0309号06/04)(2015/12/01)


青年を先頭に集会が成功! 拠点職場の組織化に全力!
10・3神奈川国鉄集会

 10月4日、秋田県民会館・ジョイナスで午後1時半、ビデオ「動労水戸の被曝労働拒否の闘い」上映から始まり、主催者である「ともに闘う秋田の会」・共同代表の開会挨拶を受けた後、2010年「4・9政治和解」を拒否して不屈に解雇撤回闘争を闘う国労秋田闘争団の小玉忠憲さんによる基調報告が行われました。 小玉さんは「戦争法案絶対阻止の国会攻防を最先頭で闘いぬいた全学連の4人の不当逮捕と大学自治会捜索を徹底的に弾劾する」と切り出し、「①破滅寸前の日本経済―戦争への道か革命への道か、②闘いは
月刊『労働運動』34頁(0309号06/05)(2015/12/01)


動労水戸・石井委員長の講演、盛んな質疑応答
10・4秋田国鉄集会

 国鉄闘争全国運動・栃木ととちのきユニオンの共催で「10・4国鉄集会」が開催されました。 昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定から続く国会周辺での反対運動の広がりで、栃木においても金曜行動など戦争反対の声が高まる中で、私たちに何ができるかが問われる集会となりました。 国鉄闘争全国運動栃木の運営委員会の中で、栃木集会の日程、全員が参加できること、10万筆署名協力組合などに訴えることなどを「6・7国鉄集会」直後から討論を始め、労組まわり、街頭宣伝を行ってきました。力不足を感じ
月刊『労働運動』34頁(0309号06/06)(2015/12/01)


動労水戸の坂場さん講演明るい集会になった
10・4栃木国鉄集会

 10月9日エルパーク仙台で、「戦争とめよう!安倍たおそう!みやぎ労働者集会」を60人の参加で開催しました。 今回初めて集会実行委員長をやることになり(こうして報告も書いている訳ですが)、緊張の連続でした。 全学連4学生への弾圧に怒りを燃やし、とにかく責任をとって集会を成功させようと頑張ったつもりです。集会成功の鍵は、労組交流センターの労働者が先頭になって責任を取りきろうと奮闘したことじゃないかと思います。 4学生に対する不当弾圧を知ったのは、ヤフーの検索ワードランキングでし
月刊『労働運動』34頁(0309号06/07)(2015/12/01)


自分(労働者)が主体となった時、爆発的に力を発揮!
10・9宮城国鉄集会

 10月18日、福岡市で「国鉄決戦で戦争と改憲をぶっ飛ばせ!10・18九州集会」が国鉄闘争全国運動・九州主催で行われ、50人が結集しました。 冒頭、NAZEN福岡から10・12川内原発2号機再稼働阻止鹿児島現地闘争の報告が意気高く行われ、 これを受けて動労水戸の川俣辰彦さんが講演を行いました。 川俣さんは、JR外注化と常磐線開通、帰還強制攻撃に怒りを込めて語りかけ、絶対反対の闘いを貫いて闘う動労水戸のもとに青年労働者が結集していること、さらに原発労働者との交流が進み労働組合を
月刊『労働運動』34頁(0309号06/08)(2015/12/01)


来年2月までに動労総連合・九州をつくると宣言
10・18九州国鉄集会

―どんな職場ですか。鈴木 JR高崎鉄道サービス株式会社(TTS)というJR高崎支社の下請け会社です。会社全体は570人の職員がいますが、私が働いている籠原事業所では約80人が働いていて、年は22歳から70歳の人もいます。籠原駅が中心で深谷駅にも行きます。車両清掃が軸で、駅清掃もやっています。 私は勤めてから2年8か月になります。日勤は、通常日勤だと9時から17時25分で、中間は11時半から20時まで、早番は朝7時20分から15時50分まで、夜勤は昼の13時半から夜の22時まで
月刊『労働運動』34頁(0309号07/01)(2015/12/01)


私の職場
高崎と小田原のストで首都圏止めたい!
鈴木 喜平(きへい) (国鉄高崎動力車連帯労働組合)

 2014年11月17日に鈴木コンクリート工業分会(鈴コン分会)の三役3人(吉本、鈴木善弘、内尾)が3年間の解雇撤回闘争に勝利、職場復帰して、2015年11月17日で1年になりました。全国のみなさんの鈴コン分会への支援、連帯に感謝します。 鈴コン分会は5人が揃い、職場でしつこく会社と非和解で闘っています。職場で、鈴木資本一族とSJK(会社を守り支える会)打倒をかけた第2ステージの闘いが激突しています。鈴コン分会は負けません。 3人が不当解雇で職場から離れている3年間に、会社と
月刊『労働運動』34頁(0309号08/01)(2015/12/01)


鈴コン分会職場復帰1年目の闘い
職場の仲間との団結をかけて10・17ストライキを貫徹!

(写真 ▲ 写真 民衆総決起に立った労働者、農民、貧民、青年学生らがパククネ政権を糾弾して光化門に行進すると、警察は原液に近い催涙液を放水している)※12月第2次、第3次民衆総決起、ゼネストへ 11月14日、民主労総の「チョンテイル烈士精神継承全国労働者大会」と「11・14民衆総決起」が、15万人の労働者、農民、貧民、青年学生の結集で戦闘的に闘われた。 市庁広場で行われた全国労働者大会には市内のあちこちで各産別、団体毎に事前集会を終えた労働者が行進して集まり、市庁広場をあふれ
月刊『労働運動』34頁(0309号09/01)(2015/12/01)


Workers of the world Unite  労働者は一つ、敵も一つ
韓国民主労総の全国労働者大会
11・14民衆総決起に15万結集

 11月13日、パリ市内と近郊のサッカー場で大規模な同時テロが発生。直接の犯行グループは8人、それ以上とされている。作戦規模と犠牲の大きさなどから今年1月のシャルリーエブド社襲撃事件を超え、01年9・11のアメリカ同時テロに匹敵する衝撃で世界を震撼(しんかん)させている。直後にISが声明を出した。 このテロは、無差別テロである以上、闘う労働者の立場から断じて容認できない。革命や社会の変革、労働者の解放、帝国主義打倒につながるものでない以上、全面的否定の対象である。 事件は現在
月刊『労働運動』34頁(0309号10/01)(2015/12/01)


時代を解く
藤村 一行(動労千葉労働学校講師)
「イスラム国」(IS)による仏同時テロ 何が始まったか

10月から年金が一本化 これまで公的年金の2階部分(被用者年金)は、会社員が加入する厚生年金と、公務員や私立学校の教職員が加入する共済年金とに分かれていた。これが2015年10月から、共済年金と厚生年金が一本化された。優遇されていた共済年金の格差是正というが、ペテンだ。 そもそも年金の額は働いていた時の収入によって決まる。多くの掛け金を支払った労働者がより多くの年金を受け取ることができる。現在、非正規の青年労働者は年金を支払うことも、将来受け取る可能性もない状態だ。その意味で
月刊『労働運動』34頁(0309号11/01)(2015/12/01)


労働組合運動の基礎知識 第14回
小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)
共済年金と厚生年金が一元化

原 由美子(東京中部ユニオン委員長) 11月14~15日、訪韓闘争に参加してきました。今回は、7月に結成した中部ユニオンとして、ノボリと腕章をつけて初参加です。訪韓団は106人。青年労働者も多く、11・1労働者集会の息吹を韓国に持ってきたようでした。 14日の「チョンテイル精神継承2015労働者大会」は、広大なソウル市庁舎前広場を労働組合の大隊列が埋め尽くし、広場に向かう道路も労働者が完全に制圧して闘われました。結集した人数は10万人。これまでの労働者大会の中で最大規模ではな
月刊『労働運動』34頁(0309号12/01)(2015/12/01)


闘う合同一般労組
資本と闘う労働者の大隊列を生み出すために日々の奮闘を決意
訪韓闘争に東京中部ユニオンの幟(のぼり)を持って参加

 「9月18日、青森県黒石市の六郷小学校の給食室が、害虫駆除作業中に爆発。50歳代の給食調理員が死亡。児童2人を含む5人が重軽傷を負った」とマスコミで報じられた。同じ学校給食調理員として、職場が爆発するなど到底信じられず、次々と疑問がわいてきた。 学校内にある給食調理室の害虫駆除を児童、教員がいない夏休み中ではなく、なぜ2学期になってから行ったのか。 「ガスの臭いがする」「調理室のガスがつきにくい」という訴えが2学期初めからあったのに、なぜ放置されていたのか。 事故の続報をイ
月刊『労働運動』34頁(0309号13/01)(2015/12/01)

ひめじょおん――女性部から
民営化・外注化・非正規職化が学校給食の安全を崩壊させる
清水 孝代(自治労 越谷市職)

(前号から続く)  一九五三年の人員整理を押し返した三池炭鉱の労働組合は直ちに企業を追撃します。その形態は全国の注目を浴びた職場闘争です。企業別組合中心の日本では、欧米と違い、労働者団結の基本的場が企業にある。ここでの大衆闘争形態が職場闘争。各職場でみなに共通する問題をとらえて職場全員の討論と行動で解決をはかり、職制の支配を後退させて作業の主導権を握る。組合内の幹部請負を克服して平組合員が主役になる形でもあります。 三池の職場闘争は収入の公平化、(採炭量の多い場所を、職制の恣
月刊『労働運動』34頁(0309号14/01)(2015/12/01)


戦後労働運動史の中から第30回
炭労の闘争と三池争議(2)

(写真 11・8愛媛県庁前集会) 私たちは、3・11事故後、伊方原発はじめ全原発の再稼動阻止と即時廃炉を、組合の方針として改めて確認し、執行委員会や組合主催のえひめ労働学校での学習、毎週の原発再稼動に反対する県庁前金曜行動・毎月11日の伊方原発ゲート前集会・各団体の主催する地元・中央での大規模集会・3・11福島・郡山集会への参加等の取り組みを行ってきました。今回は、平行して行ってきた職員の安全衛生闘争としての取り組みを、紹介させていただきます。 2011年7月14日、組合は最
月刊『労働運動』34頁(0309号15/01)(2015/12/01)


地平線
住民も労働者も被曝してはいけない!
原発再稼動阻止の声をすべての職場から上げよう
宇都宮 理(愛媛県職労 執行委員長)

 1990年代半ばの英国、閉鎖騒動に揺れる炭坑の町グリムリー。この町には伝統あるブラスバンド「グリムリー・コリアリー・バンド」がある。炭坑労働者たちのバンドだ。指揮者のダニーは、町に希望を取り戻そうと全英大会での優勝をめざす。しかしメンバーたちは練習に身が入らない。 サッチャー政権の炭坑つぶしに抗して長期にわたるストで闘った炭坑労働者たち。しかし経営との折衝の結果、炭坑存続か退職金をもらって閉鎖かを組合で投票することに。 ダニーの息子フィルは借金で家財道具まで差し押さえられる
月刊『労働運動』34頁(0309号16/01)(2015/12/01)


映画紹介 『ブラス!』 (1996年 英国)

全関西狭山集会に140人結集10・24大阪10月24日、大阪市内弁天町生涯学習センターで、全関西狭山集会を140人の結集でかちとった。平沼和典全国水平同盟事務局長が基調報告し、「狭山闘争は部落解放闘争だけではなく、労働者階級全体の階級攻防をかけた闘い。階級的労働運動そのものの要」と提起した。同日、東京でも狭山集会を開催。裁判員制度反対の最高裁デモ11・6東京11月6日昼、東京都心で「裁判員制度はいらない!大運動」主催で170人が最高裁デモに決起した。毎年この時期に最高裁は、全
月刊『労働運動』34頁(0309号17/01)(2015/12/01)


PhotoDocument 2015年10~11月