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職場や地域の拠点化に西部ユニオンが奮闘!10・3東京西部国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0309号06/03)(2015/12/01)


職場や地域の拠点化に西部ユニオンが奮闘!
10・3東京西部国鉄集会


 10・3西部国鉄集会は西部ユニオンが主催者となり、西部労組交流センター、地域の仲間と共に「国鉄闘争を軸にストで闘う拠点職場を西部地区につくろう!動労総連合を全国へ!」「国会闘争を引き継ぎ、次は11・1集会1万人結集だ!」を合言葉に実行委員会を重ねオルグ状況や課題を共有し進めてきました。
 職場回りでは、特に児童館回りを児童館全廃・民営化絶対反対の拠点職場づくりと一体で進めました。児童館の非正規労働者の団結は確実に前進しています。
 杉並区内の高校を回った時、組合の掲示板に10・3集会チラシが掲示され、机には11・1集会チケットがバインダーに挟まれていました。職場回りで話になった人が、同じ職場の労働者に宣伝してくれていたのです。動労千葉物販で培ってきたオルグが、安倍政権の戦争法・朝鮮侵略戦争の切迫情勢、非正規職化攻撃に怒る現場から「戦争絶対反対! 闘う労働組合を甦らせるんだ!」という思いが行動に結びついたと確信しました。残念ながら集会参加とはなりませんでしたが、地域・職場回りを強化し団結拡大の展望を切り開いたと確信しています。
 オルグは組合内でも盛んに行われました。西部ユニオンに加入した仲間に対して「あなたの存在が決定的なんだ。社会を変えるために団結して闘おう!」というオルグを執行委員会が先頭に立って行いました。オルグを通じて、新自由主義で奪われてきた労働者の怒りと誇りを取り戻し、組合員が元気に集会に参加しました。決定的なのは、オルグを通じて執行委員会が1人の労働者を獲得するために飛躍したことです。「こうしたオルグは職場でも必ずできる!」と確信しました。
 西部ユニオンからは、アメリカンアパレルの須賀華呼分会長が発言にたち、米本社の破産の責任を労働者に転嫁しようとリストラを狙うアメアパ資本を弾劾し、青年労働者の団結づくりに格闘する決意を表明しました。
 動労千葉・田中康宏委員長の講演は、10・1全面外注化阻止のストライキの息吹きを伝えるとともに「24時間、動労千葉の団結を考えている。船橋事故闘争は当時の青年部が職場の意識をつかみ、事故の責任は労働者にはないという闘いに挑んで、その後の動労千葉の強い団結と路線をつくった。外注化で労働者を非正規職に突き落とす攻撃と闘えなかったら労働組合の存在意義はないという一念で闘ってきて、3年前に外注化強行され、現場はものすごく苦しんだ。だけど、外注化を粉砕して闘いぬいた結果、それを見ていた下請けの労働者が動労千葉を本気で信頼してくれた」と話してくれました。この団結の秘訣ともいうべき内容に、組合員、地域の仲間は感動しました。
 終盤に西部ユニオンの吉本伸幸委員長が11・1集会の決意を語り、方針が鮮明になりました。
 11・1集会に向けて西部地区は団結して10・3国鉄集会を勝ち取りました。星野闘争を闘い、国会闘争を全学連とともに闘った青年も参加しました。これからも、団結を総括軸に職場の団結拡大に邁進します。11
・1集会への新しい仲間の結集に全力をあげました。
 (西部ユニオン 奈良桃子)