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東京労組交流センター第19回総会報告

月刊『労働運動』34頁(0291号08/01)(2014/06/01)



東京労組交流センター第19回総会報告

(写真 5・1郵政本社前抗議行動の先頭に立つ青年)

STRIKE会議」、青年の獲得、拠点建設で前進!

 4月6日の東京労組交流センター第19回定期総会の重要点を確認し、提起します。
 昨年の全国総会で首都圏決戦が大きく掲げられ、私たちはその責任組織として、力の限り邁進しました。資本攻勢の激烈さに既成労組が膝を屈して、労働者の怒りを抑圧する側にまわる現状では、労組交流センターの首都圏決戦こそが、労働者階級と支配階級の勝敗の帰趨を決する闘いなのです。
 私たちは動労千葉と共に国鉄闘争を最大の軸としつつ、東京労働学校を「STRIKE会議」として実現し、総翼賛的都知事選に唯一の労働者階級の代表、鈴木達夫候補を擁して登場したのです。革命的議会主義に立脚した私達の選挙戦が首都を席巻したのです。
 また、合同一般全国協の西部ユニオン鈴コン分会解雇撤回支援・連帯共闘会議の組織化は、国鉄10万筆署名の労組オルグと共に、東京の労組地図を塗り替える勢いで拡大し、定期総会直後の4・16東京地裁勝利判決に結実したのです。
 とりわけ大きな前進は、この1年で多くの青年労働者の闘いを組織し、同時に拠点労組の団結を強化したことです。正規労働者さえ、
一片の辞令で解雇に追い込もうとする新自由主義の極悪さに、青年は階級性を取り戻し団結を希求し、決起するのです。そして、東京の拠点労組である、精研労組、JAM日機労組は、日々の職場闘争でもストライキでも、青年労働者が先頭に立っているのです。青年の怒りに徹底的に依拠しつつ、新たな労働運動活動家層を獲得することで、私たち労組交流センターは強固な組織になるのです。
 また、今回の総会で東京の労働運動に責任を取る新人事を確立しました。東京の拠点労組の強化と、四大産別の拠点建設をやりきる決意を込めた新体制です。
 そして、総会議案提起に続き、活発な討議が行われました。とりわけ、労組交流センターの組織としてのあり方と、加盟会員の責務の問題について真剣な討論が交わされました。
 私たち労組交流センター会員に求められているのは、労働者としての階級性と原則的闘いの貫徹です。労働者階級の立場から、敵階級の攻撃をとらえ、考え、行動することが重要であり、あいまいさは決して許されないのです。仲間と自分自身の、労働者としての階級性を信じ、団結して資本・権力と闘うのが労組交流センターであり、その立場に立たない限り、労組交流センター会員ではないのです。総会の場で執行部は、加盟組織・加盟会員に応えつつ、決然とした提起を行いました。
 労組交流センター結成以来四半世紀の闘いが、昨年9・25東京高裁判決を切り開き、その地平のうえに決然と立ちきることで、東京労組交流センターの今日があるのです。
 さらに、全世界の労働者と国際連帯を進めることで、敵階級から社会の全てを取りもどす、勝利の展望を獲得できるのです。
 松田 元司(事務局次長)