月刊『労働運動』34頁(0291号10/01)(2014/06/01)
福島県労組交流センター第23回総会報告
団結の力で闘い、組織として自信と確信をもってきた
4月13日、福島県労組交流センターは第23回定期総会を開催しました。連帯あいさつを、今年1月に結成された婦人民主クラブ全国協議会福島支部と福島星野文昭さんを取り戻す会からいただきました。議案提起では、まず2013年度の闘いを全面的に総括しました。活動日誌をながめた時、組織の大きさに比してよくぞこんなにもさまざまな闘いを担ってこれたものだと、総会参加者からも驚きの声があがりました。
2011年の3・11以来の闘いを振り返ってみたとき、福島の仲間たちの間では「われわれは力量以上のことをやっているんじゃないか」という声をたまに耳にします。でも、これは正しくないと思うのです。私たちは立ちふさがるカベや目の前の困難から決して逃げることなく、時に足踏みをすることがあろうとも団結の力で立ち向かい、乗り越えてきたということだと思うのです。私たちは組織としてもずいぶんと力をつけてきたということに自信と確信をもっていいと思うのです。
その上で、現在の階級情勢を見たとき、あるいは現在の福島県の状況を見たときに、私たちに求められていることは何なのか、どこに展望があって、なにが不足しているのかということをしっかりと見据えて運動を進めていくということだと思うのです。
さて総会に戻りますと、14年度の活動方針案は〈国鉄闘争、反原発闘争、改憲阻止闘争、星野奪還闘争〉を軸に新自由主義を打倒しよう!という内容で、具体的な課題をコンパクトに展開しました。13年度決算報告と14年度活動予算案が出され質疑・討論となりました。
これまでの総会ではなかったこととして、財政状況での討論は非常に重要だったと思います。
組織の会員数、会費納入の状況、『月刊労働運動』の定期購読者数、闘争財政など、現在の福島県労組交流センターの実態について総会参加者全体で改めて確認したことは画期的だったと言えます。『月刊労働運動』の拡大こそ、運動拡大、組織拡大のバロメーターであり、2014年度を組織2倍化の年としようという方針が全体のものとなりました。
もう一つ重要なことは郡山地区の仲間からの提起でした。今年は郡山総合車両センターが外注化攻撃の焦点になっています。外注化を阻止し、郡山地区に階級的労働運動の拠点を建設するために組織の総力をあげること、そのために運営委員会体制をさらに強化することが同時に確認されました。
運動方針案が全体の拍手で承認された後、「無実の星野文昭さんを取り戻す決議」を総会参加者全員で決議し、最後に団結ガンバローを三唱し、定期総会は無事終了しました。
なお、この日の交流センター定期総会の前に「動労千葉を支援する会・福島」の総会も開催され、6・8集会の成功にむけて全力で取り組むこと、「最高裁10万筆署名」や物販、会員拡大についてガッツリ意志一致をかちとったことを合わせて報告しておきます。
小原 欣吾(事務局長)