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■ひめじょおん――女性部から

月刊『労働運動』34頁(0301号13/01)(2015/04/01)

■ひめじょおん――女性部から


神奈川における拠点建設の前進

岩崎ゆかり(神奈川労組交流センター事務局長)

 3月国鉄決戦のなかで、神奈川における労組拠点建設の闘いも大きな前進を切り開きました。
 一つは、三浦半島教組の権力選です。3月役員選挙において、神奈川全体の力をここに集中して闘い、三浦半島教育労働者部会が大きな勝利を切り開きました。現執行部への票数が大幅に減少。それに対して部会の候補者への票数が増加という投票結果でした。教育労働者は戦争に協力するのか、戦争絶対反対を貫くのかをめぐっての選挙闘争でした。絶対反対派を選択した組合員が拡大し、その基盤を固めたのです。安倍政権や当局と闘わず屈服する体制内執行部をひっくり返す展望がリアルなものになっています。10年にわたる部会の組合権力奪取への挑戦の中で、団結を固め、国鉄決戦を軸に青年労働者を組織化し、切り開いてきた勝利です。
 もう一つは、2月22日に国鉄神奈川動力車労働組合が結成されたことです。JR東日本の委託先である東日本環境アクセスで、ついに青年労働者の反乱を組織する組織が打ち立てられました。3K職場で、極限的な強労働の上に、2回の遅刻で契約社員からパートに突き落とすなど日常的な解雇攻撃がかけられてきたのです。しかし声もあげられない。「こんな現実は許せない!」「労働組合をつくって闘う」―この決起の根底には、動労千葉、動労水戸の闘い、動労総連合との交流、昨年12月都知事選での鈴木達夫さんの演説への感動などがありました。そして青年労働者の人生をかけた選択がありました。そして動労神奈川の委員長になった国労組合員もまた、国労を脱退するという人生をかけた決断をして決起しました。
 3・14ダイヤ改定攻撃=第2の国鉄分割・民営化と対決し、動労千葉、動労水戸と共に、神奈川の地にJR資本、東労組、国労本部を震撼させ、安倍・葛西との激突点を打ち立てました。それは革命の芽となってJR職場、青年労働者に急速に伝播することは間違いありません。
 私たちは、動労神奈川の結成を「すごい!」と感動しているだけに留まってはいられません。安倍・葛西が最も恐れているのは労働者の革命であり、闘う労働組合であり、国鉄闘争の発展です。戦争か革命かの攻防が、青年の決起をめぐって激烈に展開されています。ここで勝利しよう。なによりも決起した青年労働者とどこまでも共に闘う、その決意と飛躍が私たちに求められています。動労神奈川を守り階級のリーダー建設へ総力をあげて闘おう。三浦半島教組をはじめ自治体、郵政、合同労組で拠点を建設し、4・5動労神奈川結成集会の成功と一体で、4・12神奈川労組交流センター第26回総会を組織拡大の闘いとしてかちとる決意です。
 共に闘いましょう!
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生きるために団結しよう!

4・5動労神奈川結成集会

4月5日(日)午後2時
横浜市社会福祉センター
(JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄、「桜木町駅」下車・徒歩2分)
■記念講演 辻川慎一さん (動労水戸副委員長)
主催/国鉄神奈川動力車労働組合、神奈川労組交流センター、国鉄闘争全国運動・神奈川