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動労千葉は9月運転士のストライキに決起!

月刊『労働運動』34頁(0319号03/01)(2016/10/01)


動労千葉は9月運転士のストライキに決起!
★全乗務員の生きるための労働条件をかけた闘いだ

 動労千葉は、本線運転士のあまりにも酷い労働条件に対して、DL(ディーゼル機関車)業務の労働条件確立! 本線運転士の乗務行路緩和―高齢者対策の実施を求め て、9月13日以降、千葉運輸区工臨488行路を対象にした指名ストライキに起ち上がる。

行路緩和ー本線運転士の高齢者対策が絶対に必要だ!

 現在、本線運転士が乗務する行路は、労働者の限界を超える状況になっている。とくに、泊行路の乙部分はダイ改の度に長時間拘束になっており、12時を過ぎる行路が各区で増えている。
 この間でも「オーバーラン続発」「眠気」「勘違い」(8/3千葉日報)と報じられた。最大の原因は、JRによる労働強化の強制だ。人間で言えば一番眠い時 間に起きて乗務しているにもかかわらず、睡眠時間もまともに与えず、長時間の本線乗務を強制した結果「オーバーラン」という形で現れているのだ。しかしこ れに対してJR千葉支社は、「睡眠時間は確保している」「安全上問題はない」などとふざけたことを言っている。これ以上、本線運転士の現状を放置したら重大事故につながる。乗務行路緩和!本線運転士の高齢者対策が絶対に必要だ。
 本線運転士の労働条件で言えば、DL業務の労働条件は最低だ。真夏に冷房もない中で、40度を超える運転台で乗務している状況だ。JRは、「DLに冷房を付けるのは困難」「冷房を付けると1000万円かかる」として全く対策を行おうともしない。こんな労働条件で働かせることなど絶対にできない。

外注化―組織破壊粉砕! 就業規則改悪阻止へ怒りを結集しよう!

 一方、JRは、外注化ー大量退職を利用して幕張に東労組組合員を送り込んできた。外注化反対闘争の拠点である幕張支部に対する組織破壊攻撃であることは明白だ。粉砕しよう。
 そしてCTSは、就業規則改悪の修正提案を行ってきた。雇用を破壊し、労働者を低賃金で働かせようとする露骨な攻撃だ。CTSから怒りの声をあげよう。
 こうした一切の攻撃への反撃の第一弾として9・13からの指名ストライキに起ち上がる。全力で闘いぬこう!

9・12動労千葉スト貫徹総決起集会での組合員の発言

◆千葉転支部決意表明
◎A組合員━今までDL関係で4名の仲間が倒れ、庄司さんは亡くなっている。これ以上犠牲者を出さないために千葉支社と3回団交を行ってきた。やればやるほど頭にきた。命に代わるものはない。4日間の指名のストに入ります。

◎B組合員━A君の代わりに急遽(きゅうきょ)、488を指定されました。たしかに暑くて暑くてどうにもなりません。なんとか冷房設備を設置しなくては。頑張っていきたい。
◎C組合員━交番の泊勤務を外されて3人目の488行路です。千葉転支部は一致団結して頑張ります。
◎高沢支部長━ 夏場は大変。この行路を2つに分割し一人でやることを二人でやれば、熱中症のリスクも負担も減る。しかしJRはそれも拒否。千葉転は7人でDLで回している。要員が足りないならば増やせばいい。

◆CTS組合員決意表明
◎幕張支部組合員━食べたいものも食べられず、やりたいこともできず、欲しいものも我慢して働いて毎日を送っている仲間たちの職場です。契約社員の待遇が さらに低下し退職する人が続出するような状況です。正社員も例外ではありません。去るも地獄、残るも地獄です。職場から声をもっと上げて会社を動かしたい。
◎京葉支部組合員━団交で会社は「時給30円も賃上げした。12年分の定昇だ。人件費は持ち出しだ」とドヤ顔で言っていた。ふざけるな。職場でそのことを話したら「言っている輩は時給でいくらもらっているんだ」と怒っていた。職場でもっと論議し、結束を固めたい。
◎木更津支部組合員━CTSに勤めて20年たちますが、毎回10円、20円の賃上げで改悪が繰り返されてきた。これからも反対して闘っていきたい。
◎木更津支部組合員━就業規則改定は何のためにやるのか。まずやることは背広組を減らせ。あまりにも多い。こいつらがいっぱい給料取っているから、我々の給料が低い。これをなんとかしろと言いたい。
(日刊動労千葉より転載)