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甦る労働組合 6・11国鉄闘争集会に総結集し、都議選決戦へ!

月刊『労働運動』34頁(0326号01/01)(2017/05/01)

甦る労働組合
6・11国鉄闘争全国運動集会に総結集かちとり、都議選決戦へ!


大熊 豊彦 (全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会)

 米帝・トランプ政権は、シリアを空爆し、巡航ミサイル59発を打ち込み、戦争に踏み切った。
米中会談の最中であり、明らかに北朝鮮に対する攻撃を意図して、仕掛けたに相違ありません。
 再び三度、朝鮮侵略戦争を含む世界戦争を起こそうとしています。我々は、戦争を許さず、戦争を行う自国政府を打倒しなければなりません。
 安倍政権も、TPPが破綻し、アメリカ・ロシア・中国との関係も破綻し、朝鮮侵略戦争への衝動を強めています。
 そして国内の治安弾圧法である共謀罪の成立を狙っています。その先駆けで、埼玉の「道路運送法違反容疑「白タク」弾圧、神奈川の「詐欺容疑」弾圧、また学生への「公務執行妨害」での不当逮捕の攻撃がかけられました。これは安倍政権の戦時体制にむけたあせりに駆られた弾圧です。しかし、こうした弾圧は、職場と地域の労働者の団結した力で見事に粉砕しました。
 1~4月闘争は、2月国鉄集会の大成功、2・26舞鶴闘争、3月動労千葉を先頭にした動労総連合のストライキ、3・11反原発福島行動、3月末福島帰還強制をめぐる動労水戸のストライキを先頭にした闘いなど、安倍政権の戦争と民営化、原発政策を打ち破る勝利を切り開いてきました。
 この地平に立って、5月は闘いの正念場です。昨年11月の訪韓闘争を220人で勝ち取り、韓国民主労総と共に闘ったオルグ団を先頭に日本の労働者階級は、パククネ政権を打倒した民主労総と連帯し、今こそ戦争と民営化の安倍政権を打倒する時です。ソウルに百万人を組織した民主労総のように、日本にゼネストを起こすことが求められています。
 安倍による森友学園事件は、韓国のチェスンシル事件以上の疑獄事件であり、共謀罪攻撃に対しても、今こそ国会デモをやる時ではないでしょうか。
 5・13~15「辺野古新基地建設絶対阻止」の沖縄闘争は、日本の朝鮮侵略戦争を阻止する闘いです。
 職場で、一匹狼ではなく、誰もが納得し通用する労働運動を仲間づくりを軸に取り組んでいきましょう。
 階級的労働運動の真価である「労働の奪還」を職場実践を通してつかみとりましょう。新自由主義による「命より金」「競争原理」と対決するのは、仲間を大切にし、労働者こそ職場を動かしている主人公だという立場で職場闘争を行うことです。
 5・1メーデー、5月沖縄闘争、そして星野闘争、狭山闘争などを取り組み、なによりも6・11国鉄闘争全国運動集会の大結集をかちとりましょう。そして国鉄闘争を軸にした階級的労働運動を職場につくりだし、7月都議選に決起していきましょう。