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動労東京八潮支部 第1波ストライキを貫徹

月刊『労働運動』34頁(0332号05/01)(2017/11/01)


動労東京八潮支部第1波ストライキを貫徹!

24時間ストライキをやりぬいた!

金子 浩(動労東京八潮支部書記長)

 10月13日、早朝からの雨をついて、JR東日本東京総合車両センターの正門に、8人の組合員を先頭に動労総連合と闘う仲間総勢70人が、スト突入集会に決起しました。
 今回のストライキは、 八潮支部の組合員全員にとって人生初めてのストライキ決起でした。八潮支部は、昨年12月29日に結成し、以後、交通機械サービスと団体交渉を行ってきましたが、8月21日の団体交渉で佐伯部長が団交開始早々、いちゃもんをつけて席を立って、団体交渉を拒否しました。組合は、佐伯部長に団交拒否であることを確認させ、退席しました。
 私たちの要求は以下の6点です。①期間限定社員の6カ月から3カ月に雇用期間を短縮を元に戻すか正社員にせよ、②深夜の「仮眠時間」2時間40分を「連続5時間以上」に改めること、③作業ダイヤの改善と併せて八潮事業所内に「仮眠室」を新設すること、④夜勤手当―現行3時間(事実上、2時間40分)を「連続5時間以上」に改めること、⑤夜勤手当―現行1000円(1徹)を直ちに「倍額」にすること、⑥36協定締結に際しては、八潮事業所の「月間作業計画」を提出することと併せて、JRエルダー社員の配置の理由、作業訓練、今後の育成計画などを明らかにすること。
 この要求に対して、交通機械サービスは「検討中」の回答で、不誠実極まりない態度を変えていません。我々はささやかな思いを要求しています。しかし交通機械サービスは、一貫して組合潰(つぶ)しに明け暮れてます。
 この10カ月間、交通機械サービスは、70歳を超えて隠居生活に入るために年休消化をとる労働者を、就業規則にない副所長として発令しました。我々は、非組合員と団結して職場から叩き出しました。会社はこりずに、4人の副所長を大井本社から送り込んできたのです。
 しかし、9月末をもって4人とも本社に戻しました。送りこまれた彼らは、2万円の手当を支給されていました。我々には夜勤手当を1円たりとも出していません。ストライキを決行するしかなかったのです。
 結果、期間限定社員の組合員に「正社員になりませんか」と会社は言って来ました。労働者の怒りが、状況をひっくり返したのです。
 闘いはこれからてす。12月には支部長が定年を迎えます。今年最後の攻防戦になります。組合は、ストライキを構えます。
 ストライキを貫徹し、午後から、新宿のJR本社への抗議行動に参加しました、動労総連合の仲間と合流し、100人で1時間の本社前抗議行動を闘い抜きました。
 八潮支部は、12月で結成1年となります。闘う仲間と共にJR体制を打倒しましょう。