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地平線 旭支会支援共闘会議 旭硝子の責任を追及 解雇者を支援して下さい

月刊『労働運動』34頁(0340号21/01)(2018/07/01)


地平線
旭支会支援共闘会議は解雇撤回まで旭硝子の責任を追及する! 解雇された労働者を支援して下さい!


旭非正規職支会支援共闘会議 

●韓国の請負労働者が組合を結成

 3年前の5月、旭硝子韓国子会社
AFKの工場に請負会社GTSの社員として入っていた労働者が労働組合=「旭非正規職支会」結成。
 職場を転々とする非正規労働者。
 最低賃金ぎりぎりの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると罰金で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。もうかんべんしてくれ、人間らしく生きたいという思いで、138人が加入。

●3年をこえる闘い

 AFKとGTSは、組合結成後1ヶ月後、メンテナンスの一斉休業とだまして組合員を工場から排除し、その日のうちにメール1本で178人全員解雇。AFKはまだ6ヶ月も契約期間を残していたGTSとの請負契約を解除し、GTSは廃業を決めてしまう。
 解雇撤回の闘いは困難を極めているが、3年を超えた現在も23人の組合員が、工場前にテントを張り、座り込んで、闘い続けている。その闘いは韓国のみならず、世界中から非正規職を撤廃する闘いである。

●解雇の責任は旭硝子本社に

 日本の旭硝子本社は、この不当解雇について、韓国の法人と日本の旭硝子とは別法人なので、全く関係も責任もないと言っている。
 しかし、そんなウソは通用しない。
 子会社設立の前に「投資協定に関する覚書」を慶尚北道および亀尾市と締結したのは旭硝子本社。地域社会の発展に寄与することを条件に、慶尚北道・亀尾市は旭硝子に15年間の地方税免税、34万㎡の土地の50年にわたる無償賃貸契約などを約束した。
 資本金の67パーセントは旭硝子が握り、社長は山崎幸男という元本社の電子カンパニーディスプレイ事業本部生産統括部長。
 旭硝子は世界30を超える国と地域でグローバルな事業展開をしている。AFKは、TFT液晶用ガラス基板を作る世界の重要な生産拠点となっている。旭硝子本社こそ解雇の張本人である。

①旭非正規職支会支援共闘会議に加入して下さい。年会費2000円。

②生活と闘争支援のカンパをお願いします。

③旭硝子に、電話、メール、手紙、SNSなどで、みなさんの声を届けて下さい。

代表電話03―3218―5741
CSR 03―3218―5810
(旭非正規職支会支援共闘会議のブログから抜粋)