Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№17
鉄道労組ゼネスト
「勝利するまで続ける」
パククネ退陣をめぐって政治権力が機能停止状態になり、毎週100万人規模のパククネ退陣ロウソクデモが起こっている。その中で、鉄道労組のゼネストは11月21日で56日目を迎え、鉄道労組組合員の固い団結、闘争意志を保って力強く続けられている。
鉄道労組とコレール(韓国鉄道公社)は11月7日から9日まで集中交渉を行ったが、コレールが「政府指針のために成果年俸制を撤回することはできない」という立場を繰り返して、異見を狭められなかった。鉄道労組は、理事会が不法に議決した「成果年俸制を撤回して交渉で論議しよう」という立場である一方、コレールは「理事会議決をとおした成果年俸制導入が有効であるのかを司法機関の判断に任せよう」と主張している。
鉄道労組ソウル地方本部の清涼里機関車乗務支部のある組合員は、金属労組の機関紙『金属労働者』のインタビューで、長期ストライキの中での現場の雰囲気について次のように語っている。
「ストライキが1か月を超えた今、鉄道労組の組合員たちは、11月の月給を心配している。コレールは必須公益事業場であるために、ストライキ期間に一部組合員たちが業務をしている。これらの給与を分かち合って組合員の賃金を補填しているが、生活費に使うのにぎりぎりだ。10月には、組合員たちが稼いだ金と鉄道労組が支援する金を加えた100万ウォンと、ストライキ前に働いた月給を若干貰った。今月の月給が今から心配だ」「しかしこのような状況の中で、組合員たちはストライキを続けるために、自救策を探している。組合員たちはストライキが長くなるので、勤労所得源泉徴収領収証と在職証明書の発給を受け始めている。マイナス通帳を作るために必要なのだ。マイナス通帳で500万ウォン程の貸し出しを受けたら、1~2か月は耐えることができるからだ。それほどストライキを続ける意志が強いのだ」
「機関士たちは、鉄道労組が民主化する過程で核心的役割をした。労組民主化要求が沸き立った1998年初めに勤務手当支給等を掲げてストライキをやって、1994年全国機関車協議会(全機協)の名でソウル地下鉄労働組合、プサン地下鉄労働組合と共に連帯闘争を行った。闘争が教育であり、鍛錬期間だった」
「2003年のストライキで20日を越えた時は、組合員が大きく揺れた。今年のストライキは40日を越えた今も、組合員たちの顔は明るい。今回は必ず勝つことができると信じる。勝利する時までストライキを続けていく」
一方、民主労総は、17日の中央執行委員会で11月30日にパククネ退陣の「政治ゼネスト」に突入することを決定している。さらに民主労総と共に、「青年学生たちは同盟休業で、教授は同盟休講で、農民は仕事を止めて農業機械を引っ張って、自営業者は一日閉店で、国民抵抗権を行使する国民ストライキの日とする」と全民衆に訴えた。まさに11月末はパククネ打倒の正念場になる。我々日本の労働者は自らの闘いを民主労総の闘いと共に力強く推し進めることでこれに固く連帯しよう。
漆崎英一(動労千葉国際連帯委員会)