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ひめじょおん―女性部から改悪入管法の学習会で学んだ

月刊『労働運動』34頁(0350号13/01)(2019/05/01)

ひめじょおん―女性部から
改悪入管法の学習会で学んだ

(写真 「安倍政権の改悪入管法を斬る」学習会)

吉谷 宏子(奈良労組交流センター)

 4月15日、大阪市内において、関西労組交流センターの「改悪入管法」についての学習会に参加しました。60人近い方が参加していました。
 講師の関西合同労組書記長の山口幸一さんの話はわかりやすいのに、正直、内容はとっても難しかったです。
 その中でもわかったことは、
①そもそも、日本は新自由主義政策の中で慢性的な人手不足になっている。そのような中で、コマのように外国人労働者を利用するための法改悪であること。
②これまでの技能実習制度ですらでたらめなのに、新たな「特定技能制度」は、何十万人もいる技能実習制度の労働者たちをさらに奴隷労働にたたきこむ制度であること。
③外国人労働者は、在留資格などが本当に複雑で、組織化するのは大変だけれど、原則的に労働組合に組織され地域の団結をつくっていくことで、日本帝国主義を打倒する決定的な存在であること。
 などです。
 だから、具体的に外国人労働者と結びついていくなかでつかんでいけると思いました。すでに日本で暮らす外国人は249万7000人。若い人がたくさんいて、東京都においては、20代の10人に1人が外国人労働者であることは衝撃でした。
 入国管理制度がこれだけ複雑になっているのは、日本政府が外国人労働者をコマのように使い、反発を始めたら強制送還など排除をするために、後から後から改悪されていくからなんだろうなと思いました。
 「労働者に国境はない」ということが今ほど求められている時はありません。生半可な闘いではないけど、そこに挑戦するものとして、入管集会を勝ち取りたいと思います。
 今年は、大阪・鶴橋全域に、関西あげてビラ入れに入っている「在日の会」の闘いは決定的だと思います。
 私もこれからも積極的に参加していこうと思います。