2019年5月アーカイブ

2019年5月 1日発行 第0350号

(写真 3・31三里塚闘争で、反対同盟を先頭に「市東さんの農地を守ろう」と成田市内をデモ行進) ◎甦る労働組合 選挙闘争とメーデーを闘いぬいた力を職場闘争に生かし、6月国鉄集会へ!目次〔特集〕●6・9国鉄闘争全国運動集会へ! ●現代版産業報国化に職場から階級的労働運動を甦らせよう! ●動労千葉結成40周年レセプション6・9国鉄闘争全国運動集会へ結集しよう! 白井徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)4・12千葉県労働委員会審理拒否裁判(第2回)の報告 「千葉県労働委員会の審理打ち
月刊『労働運動』34頁(0350号00/01)(2019/05/01)


月刊労働運動 2019年05月号 目次

選挙とメーデーを闘った力を職場に生かし、6月国鉄集会へ選挙闘争とメーデーを闘いぬいた力を職場闘争に生かし、6月国鉄集会へ!山口 弘宣(全国労組交流センター副代表 JAM日本機械工業労働組合委員長) 「お前は労働組合が好きだから、やっているんだろう」と職場の労働者から言われたことがある。その時は「やらなければいけないから」と答えたが、後で「労働運動が好きなんだな」と思ったことがある。 現実の労働運動は困難であり、苦労ばかりだ。自分の時間を割き、組合のために無償で働く。職場の労働
月刊『労働運動』34頁(0350号01/01)(2019/05/01)


甦る労働組合

(写真 2018年7・1国鉄集会) 白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長) 6日9日、東京・上野公園野外ステージで、国鉄闘争全国運動の全国集会を開催します。2010年の最初の集会以来9回目の全国集会となります。国鉄1047名解雇撤回闘争を先頭に新自由主義と闘う労働運動再生を展望して、集会を成功させたいと考えています。 国鉄1047名闘争の発展を!  第一の課題は、国鉄1047名解雇撤回闘争の継続と発展をかちとることです。1047名闘争は、千葉県労働委員会と千葉地裁を舞台に力
月刊『労働運動』34頁(0350号02/01)(2019/05/01)


6・9国鉄闘争全国運動集会へ結集しよう!

(写真 4・12千葉県労働委員会前で抗議行動)「千葉県労働委員会の審理打ち切りは労働委員会規則違反」が明らかに!片峯 潤一(動労総連合書記) 4月12日、動労総連合1047名解雇撤回の千葉県労委審理拒否事件の第2回裁判が千葉地裁で行われました。この裁判は、国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為の真実がすべて明らかになりながら、千葉県労委が審理を拒否して打ち切ったことに対する闘いです。「審理拒否は違法」を暴く 裁判では弁護団から重大な事実が突きつけられました。千葉県労委の村上公益
月刊『労働運動』34頁(0350号03/01)(2019/05/01)


4・12千葉県労働委員会審理拒否裁判(第2回)の報告

「改憲・戦争阻止!大行進」運動と「非正規だけの社会を作らせない」運動を2本柱に 田中 康宏(動労千葉委員長・全国労組交流センター代表) (写真 動労千葉結成40周年集会で挨拶する田中委員長) ◆JRで何が起きているのか  JRの職場で大変な攻撃が吹き荒れています。JR資本と首相官邸が一体となって、これまでの労働者支配のあり方を根底から転覆する攻撃です。それは単にJRにおける職場支配の転換というだけでなく、労働者の雇用や権利、労働条件についての戦後的な価値観を粉砕する総攻撃が始
月刊『労働運動』34頁(0350号04/01)(2019/05/01)


現代版の産業報国会化に対して、職場から階級的労働運動を甦らせよう!

4月7日千葉市内で動労千葉結成40周年を祝うレセプションが開催されました。動労千葉組合員、OB、来賓、支援者など200人が参加し、大盛況でした。●関道利副委員長、北嶋琢磨副委員長の司会のもと、開会のあいさつを繁澤敬一副委員長が行い、第一部が始まりました。 ※主催者あいさつ 田中康宏委員長  国鉄分割・民営化反対闘争をはじめとした動労千葉40年の闘いの道を、強固な団結で闘い抜いてきた組合員、OB会、家族会、そして共に歩んできた全ての人に感謝します。動労千葉は労働者として絶対譲
月刊『労働運動』34頁(0350号05/01)(2019/05/01)


動労千葉結成40周年レセプション
新たな出発にむけて

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関西地区生コン支部への弾圧に反撃を!吉本 伸幸(鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議事務局長)まっとうな労働運動をしているから弾圧されることは誇りだ 「関西地区生コン支部への弾圧に反撃を!3・29春闘集会」が3月29日、東京・杉並区(西荻地域区民センター)で開かれました。年度末の金曜日夕方にもかかわらず多くの労働者260人が結集しました。 関西の生コン業界で企業をこえて、正規・非正規の労働者を組織する産業別労働組合である全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、2017年1
月刊『労働運動』34頁(0350号06/01)(2019/05/01)


3・29春闘集会に260人が結集!

(写真 株主総会前での当該の宣伝) 「AGC本社の責任で解雇を撤回し、希望者全員を職場に戻せ」と直接交渉を要求! 飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長) 株主総会を直撃し、社長が争議の質問にも答える事態に!  3月25日から30日にかけて、韓国・金属労組亀尾(クミ)支部旭非正規職支会の仲間が第4次日本遠征闘争に立ち上がりました。今回来日したのはナムギウン首席副支会長、チャンミョンジュ調査統計部長、ソンドンジュ文化体育部長の3人です。私たち労組交流センターも、動労千葉と旭
月刊『労働運動』34頁(0350号07/01)(2019/05/01)


旭非正規職支会の第4次日本遠征闘争

(写真 集会で発言する村岡靖昭さん)村岡 靖昭(仙台市社会福祉協議会職員労働組合委員長) 作年3月末、仙台市社会福祉協議会の非正規職員29人が雇止め解雇されました。以来1年間、解雇撤回を求めて闘ってきた村岡靖昭さんからの報告です。 私の「雇い止め撤回判決を求める署名」を全国から3500筆以上寄せていただき、本当にありがとうございます。 仙台市社会福祉協議会職員労働組合(以下、社協労組)は結成以来、有期雇用制度撤廃を掲げており、労働契約法改正に伴う昨年の「5年雇い止め」を撤回す
月刊『労働運動』34頁(0350号08/01)(2019/05/01)


産別・戦線の闘い 第23回
自治体労働者の闘い
有期雇用制度の撤廃、雇止め解雇撤回のたたかい

林 善子(神戸市職労、改憲・戦争反対!闘う労働者の会) 自治体戦略2040構想に現場から反撃を!  昨年始まった神戸市の「ヤミ専従」キャンペーンは改憲、戦争のための組合潰しです。総務省の出した「自治体戦略2040構想」が現場で具体に進められる中でかけられている攻撃です。 市職労本部は「謝罪」し執行委員長以下5人が辞任。組合員に説明もなく大会は延期。自民党と維新によるチェックオフ(組合費給与天引)廃止条例の提案に対して組合員一人一人に同意を確認。同意しない場合は脱退の意向を書く
月刊『労働運動』34頁(0350号09/01)(2019/05/01)


関西のたたかいの中から!
「戦争・改憲のための労働組合つぶし反対」に1585票!

東京交通労組大会の報告東交労働者の怒りをオリンピック反対、民営化反対のストへ大木 勇次(東京交通労働組合) 3月14日、第91回東交定期大会が開催されました。東京労組交流センターの仲間が田町交通ビル(東交本部)の前でビラをまき、次々と受け取られていきました。東交の労働者にとって、オリンピックは重大な関心事になっています。 大会では年度期首からの欠員、バス運転手の賃金10%カットなどに対して、現場はオリンピックどころではないという怒りが示されました。 自動車部(バス)の代議員か
月刊『労働運動』34頁(0350号10/01)(2019/05/01)


産別・戦線の闘い 第24回

 国鉄分割・民営化攻撃と一体で1985年に労働者派遣法が成立し、86年に施行された。この派遣法は戦後原則禁止されてきた労働者供給事業を合法化したものだ。1966年に米国の人材派遣会社の子会社が日本に設立された。その後、この形態の人材派遣会社が蔓延することになる。政府はこれを取り締まるのではなく、違法を追認する形で派遣法が成立した。現在、IT業界に広がる偽装請負も、同様の動きを見せている。 IT業界では、ごく一般的に客先常駐という勤務形態が行われている。客先常駐とは、簡単に言え
月刊『労働運動』34頁(0350号11/01)(2019/05/01)


労働組合運動の基礎知識 第55回
IT業界に蔓延する偽装請負許すな!

(写真 24時間ストライキに決起) 清水 彰二(群馬合同労組執行委員長) 群馬合同労組群馬バス分会は、3月16日に結成以来はじめての24時間ストに立ち上がった。同時に群馬合同労組は群馬春闘行動2019を一日行動として闘い抜いた。 群馬合同労組群馬バス分会の大幅賃上げ中心とした春闘要求に対して、群馬バスは団交を3月29日に指定してきた。年度最終日だ。ユニオンショップの私鉄総連群馬バス労組とは3月半ばに団体交渉を行っている。全く許しがたい不当労働行為。ストはこれに対する抗議と春
月刊『労働運動』34頁(0350号12/01)(2019/05/01)


闘う合同一般労組
全国バスのゼネストを切り開く群馬バス分会春闘ストライキ

(写真 「安倍政権の改悪入管法を斬る」学習会) 吉谷 宏子(奈良労組交流センター) 4月15日、大阪市内において、関西労組交流センターの「改悪入管法」についての学習会に参加しました。60人近い方が参加していました。 講師の関西合同労組書記長の山口幸一さんの話はわかりやすいのに、正直、内容はとっても難しかったです。 その中でもわかったことは、①そもそも、日本は新自由主義政策の中で慢性的な人手不足になっている。そのような中で、コマのように外国人労働者を利用するための法改悪である
月刊『労働運動』34頁(0350号13/01)(2019/05/01)

ひめじょおん―女性部から
改悪入管法の学習会で学んだ

労働三権完全保障を要求して特殊雇用労働者総決起集会 民主労総は4月13日午後3時、曹渓寺前の道路で2万余名の労働者たちが集まる中、「ILO100周年核心協約批准! 労働法2条改正!特殊雇用労働者総決起大会」を開き、「特殊雇用労働者250万名の労働三権を保障すること」を要求した。特に貨物連帯はこの場所で事前大会を開いて「ゼネスト」を宣言した。 民主労総キムミョンファン委員長は大会詞で「ムンジェイン政府は大統領になる前も、なってからも国政課題としても特殊雇用労働者に対する権利保障
月刊『労働運動』34頁(0350号14/01)(2019/05/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№46
民主労総 特殊雇用労働者総決起集会

(写真 集会で発言する反対同盟の萩原富夫さん) 市東さんの農地取り上げを許さない! 労働組合との団結強化で三里塚闘争の勝利を! 千葉労働組合交流センター さる3月31日、成田市赤坂公園で行われた三里塚芝山連合空港反対同盟主催の「全国総決起集会」に参加した。空港関係者の多い成田ニュータウン内の公園を会場にして、参加者は焦点になっている市東さんの農地を絶対に守りぬくことを誓い合った。 特に、①東京高裁の異議審裁判」の控訴審の「即日結審」を許さない、②そのために訴訟費用の「400
月刊『労働運動』34頁(0350号15/01)(2019/05/01)

地平線
「全国総決起集会」三里塚芝山連合空港反対同盟主催に参加

投稿 東海合同労組の3つの分会で勝利! ●36協定書に関する労働者代表選で40票!  名古屋の宝交通に勤務する坂野分会長は、36協定書に関する労働者代表選で40票を獲得して当選。「タクシー乗務員は無理をして長時間労働をしている」と思うかのアンケート調査で、44人中24人(54・54%)が「そう思う」と回答。坂野分会長は、労働者代表として、長時間労働を強いられることなく乗務員の十分な生活ができる給与体系にせよとの意見書を提出し、異議を留保して36協定書に署名・押印をしました。3
月刊『労働運動』34頁(0350号16/01)(2019/05/01)


投稿、編集後記、マンガ

動労連帯高崎で解雇撤回の勝利! 3・18埼玉TTSは2月22日、動労連帯高崎の鈴木副委員長に「3月末で雇い止め」と通告してきた。橋本組合員を先頭に「鈴木さんの雇い止め撤回署名」を集めたことが決定的だった。所属する組合の枠を超え、わずか1週間で籠原事業所の清掃労働者75人中45人が署名に協力したのだ。震えあがったTTSは3月18日の団体交渉で解雇通告を撤回し、無期転換も認めざるを得なくなった。 星野さん仮釈放不許可に弾劾行動 4・15香川四国地方更生保護委員会は3月25日、無
月刊『労働運動』34頁(0350号17/01)(2019/05/01)


PhotoDocument 2019年3~4月