2019年3月アーカイブ

2019年3月18日発行 第0348号

(写真 2月2~3日全国労組交流センター第26回定期全国総会で田中康宏代表の提起を聞く会員) 目次 ◎甦る労働組合 結成30年!勝負はこれからだ! 職場から階級的労働運動を甦らせよう!〔特集〕●全国労組交流センター第26回定期全国総会の報告 ●2月国鉄集会が大成功! ロサンゼルス統一教組ストライキ報告★全国労組交流センター第26回定期全国総会の報告 改憲・戦争の時代に立ち向かう労働運動の再生にむけて新たな闘いへ! 田中康宏代表挨拶 にぎやかに結成30周年記念レセプション 関
月刊『労働運動』34頁(0348号00/01)(2019/03/18)


月刊労働運動 2019年03月号 目次

二本柳 実 (全国労組交流センター副代表、教育労働者部会) 「ストライキで闘うUTLAをつくりたい」とかねてから語っていたアーリーン・イノウエさんたちの念願が実現した。1月14日から22日、アメリカのロサンゼルス統一教組(UTLA、3万2千人)が、「40人を超える学級規模の縮小、教職員の賃上げ、公設民営学校の規制」などを求めて、30年ぶりの歴史的大ストライキに立った。スト集会では6万人をはるかに超える教育労働者、保護者、子どもたちや他労組が一緒に声をあげ、「期待した以上」の大
月刊『労働運動』34頁(0348号01/01)(2019/03/18)


甦る労働組合
結成30年!勝負はこれからだ! 職場から階級的労働運動を甦らせよう!

改憲・戦争の時代に立ち向かう労働運動の再生にむけて新たな闘いへ!  2月2~3日千葉市内で、全国労組交流センター第26回定期全国総会を開催しました。各地区・地方、産別の代議員と傍聴者が参加しました。最初に、田中康宏代表から挨拶(別掲)があり、飯田英貴事務局長から議案提起がありました。その後の活発な討論を紹介します。●神奈川 9回目の役員選挙の渦中で激しく闘っています。戦争情勢の中で教育労働者が立ち上がらなければなりません。横須賀は軍都です。最初は寒い中で顔を晒してPTA会長
月刊『労働運動』34頁(0348号02/01)(2019/03/18)


全国労組交流センター第26回定期全国総会の報告

 2月2日、全国労働組合交流センターは、DC会館にて「結成30周年記念レセプション」を開催しました。 田中康宏代表が「30周年を迎えることができたことを祝い、新たな闘いの出発の門出にしよう」と挨拶した後、各団体からご挨拶を受けました。全日建運輸連帯労働組合関西地区生コン支部・武建一委員長からメッセージを頂き、憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一弁護士、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協議会、都政を革新する会、全学連前委員長・
月刊『労働運動』34頁(0348号02/02)(2019/03/18)


にぎやかに結成30周年記念レセプション

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長) 全国労働組合交流センターは、2月2~3日に第26回定期全国総会および「結成30周年記念レセプション」を開催しました。 制約された時間の中で、総会では30年のすべてを総括することは出来ませんでしたが、結成当初から交流センター運動を担ってきた仲間から「交流センターを結成して本当に良かった」という発言がいくつかありました。 全国労働組合交流センターの結成は、当時のナショナルセンターであった総評の解散、連合結成を前にした1989年2月26日
月刊『労働運動』34頁(0348号02/03)(2019/03/18)


全国労組交流センター第26回総会の総括

改憲阻止―1047名解雇撤回の新たな闘いへ!  国鉄闘争全国運動の呼びかけで「国鉄分割・民営化による不当解雇から32年―2・10国鉄集会」が、市川市文化会館で620人の結集で開催された。 「団結権への正面攻撃」  開会あいさつを全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが行った。伊藤さんは、関西生コン支部への弾圧と動労総連合の不当労働行為申し立てに対する千葉県労働委員会の審査打ち切りは、「団結権への正面攻撃」であり、これと真っ向から闘うことは、改憲攻撃との闘いでもあると提起し、天皇即位
月刊『労働運動』34頁(0348号03/01)(2019/03/18)


国鉄分割・民営化による不当解雇から32年 2・10国鉄集会に620人が結集!

2・15関西国鉄集会に170人が結集! 国鉄決戦と関生弾圧粉砕の闘いを軸に、改憲と戦争を打ち破る力強い階級的労働運動が前進! 吉谷 宏子(奈良市従業員労働組合) 2月15日、大阪市内において「国鉄分割・民営化による不当解雇から32年2・15関西国鉄集会」が行われ、170人が参加しました。 この集会に参加して、国鉄決戦と関生弾圧粉砕の闘いを軸にして、改憲と戦争をうちやぶる力強い階級的労働運動が前進していることを実感しました。 全国金属機械労組港合同・中村吉政委員長が開会あいさつ
月刊『労働運動』34頁(0348号04/01)(2019/03/18)


2・15関西国鉄集会に170人が結集!
国鉄決戦と関生弾圧粉砕の闘いを軸に、改憲と戦争を打ち破る力強い階級的労働運動が前進!

白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)「国鉄改革の真実」をめぐる勝負 国鉄分割・民営化よる解雇から32年を前に、国鉄闘争全国運動の呼びかけで千葉県・市川市文化会館で2月10日国鉄集会を開催し、620人が結集しました。全国各地でも同様の集会が開催されました。 私たちは、ひときわ新たな決意で今回の国鉄集会を呼びかけました。32年の闘いは「国鉄改革の真実」をめぐり、もう一度、ここ一番の勝負に入るのです。 2015年最高裁決定によって、不採用基準の策定が不当労働行為であることを法的に
月刊『労働運動』34頁(0348号04/02)(2019/03/18)


※2月国鉄集会の総括

「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない!広島教職員100人声明」2・10集会が大成功 倉澤 憲司(広教組組合員) 2月10日広島市内で開催された「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない!広島教職員100人声明」集会は大成功でした! 勤務評定闘争に実際参加されていた大先輩から、「先生」という権力者に疑問をもったり、「先生」の応援を受けながら差別と具体的に闘ってきた学生さんまで、そして、この超多忙で家族の介護などたいへんな中、15人の教育労働者が参加、同様に多忙だった
月刊『労働運動』34頁(0348号05/01)(2019/03/18)


「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない!広島教職員100人声明」集会

(写真 特区連の賃金闘争について活発に意見交換)  昨年10月、特別区(東京23区)人事委員会が史上最悪の賃下げ勧告をし、特区連の労働者が決起して実施を阻止しました。 2月8日都内で行われた「特別区の賃金闘争をめぐる自治体労働者学習会」の提起と討論を掲載します。●司会 北島一恵(中野区職) 今日の学習会を計画したのは、昨年の特区連の人事委員会マイナス勧告をめぐる闘争を経て、今後の課題を論議したいからです。平均で1万円、多い人で2万円の人事委員会マイナス勧告が出され、これに皆
月刊『労働運動』34頁(0348号06/01)(2019/03/18)


産別・戦線の闘い 第21回 自治体労働者労働者の闘い
 昨年特別区人事委が賃下げ勧告、労働者の決起で実施を阻止

ロサンゼルス統一教組がストライキで歴史的勝利 (写真 早朝のピケットラインでイースト地区の仲間とアーリーンさん【一番前】) ※徹底した組織化で築いた団結には無限のパワーがある! 小島 江里子(動労千葉国際連帯委員会)動労千葉国際連帯委員会の小島江里子さんに、米ロサンゼルス統一教組の歴史的ストライキの報告を書いていただきました。 (写真 ストライキ2日目、チャータースクール協会の前で抗議の集会に集まった組合員と支援者たち) ■地域丸ごと獲得した巨大なストライキ  ストライキ初日
月刊『労働運動』34頁(0348号07/01)(2019/03/18)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし第23回
ロサンゼルス統一教組がストライキで歴史的勝利

労働組合が資本と闘った時、団結が生まれる! (写真 2月7日下水道民間委託反対裁判にむけた総決起集会) 奈良市の下水道裁判をやっていて本当に良かった! 松本 久由(奈良市従業員労働組合) 2月7日、下水道民間委託反対裁判の5人の原告のうち、2人の証人尋問が行われました。この日の自分の率直な思いは、「下水道の裁判をやっていて本当に良かった!」というものです。水道法改悪が国会で大問題になった時、「上下水道の民営化絶対反対」の旗が立っていることがどれほど重要か実感しました。上下水道
月刊『労働運動』34頁(0348号08/01)(2019/03/18)


関西のたたかいの中から!
労働組合が資本と闘った時、団結が生まれる!

(写真 ストライキ当日、京成本社前街宣) 「睡眠不足」「人手不足」―路線バス運転手の過酷な労働環境 やむにやまれぬストライキに全国から応援の声  ちば合同労組は、2月6日早朝5時から京成バスの指名ストライキを行いました。ストライキの直接の目的は、すべての嘱託社員を正社員にすること、そして不当な雇い止めを中止することです。 今回、何よりも訴えたかったことは、全国のバス運転手、バス関連労働者の過酷な労働実態を改善することです。1週間ほど前にストを告知して以降、全国からものすごい
月刊『労働運動』34頁(0348号09/01)(2019/03/18)


闘う合同一般労組
正社員化と雇い止め撤回を求めて、京成バスでストライキ!

「同一労働同一賃金」とは何か?  「同一労働同一賃金」を一言で批判しようとすると結構難しい。何故かというと、安倍が言いだした「同一労働同一賃金」と歴史的に労働運動の中で使われてきた「同一労働同一賃金」は完全に真逆だからである。 歴史的にはどういう時に使われたのか。 戦後の都の「臨時職員」が正規職へ転換していく闘いは、一つの典型的な事例だ。職務の内容、勤務時間などは職場の一般職員とまったく同一で、数年間にわたって雇用されていても「臨時職員」という名の職員は定数外職員だった。昇給
月刊『労働運動』34頁(0348号10/01)(2019/03/18)

労働組合運動の基礎知識 第53回
「同一労働同一賃金」とは何か?

(写真 神奈川の大行進結成集会案内)岩崎ゆかり(神奈川労組交流センター女性部) 地方公務員法と地方自治体法の改悪によって、来年4月1日から施行される「会計年度任用職員」制度は、安倍政権の「働き方改革」そのものであり、労働者全体にとって本当に大きな攻撃です。 公務員労働者を、「安上がり」で「会計年度=1年ぽっきりの雇用」の「会計年度任用職員」に置き換えていく、そのために、毎年試験を行い、1か月の試用期間を設け、さらに人事考課で選別するというとんでもない制度です。広島市では、「正
月刊『労働運動』34頁(0348号11/01)(2019/03/18)


ひめじょおん―女性部から
横浜市嘱託職員は「会計年度任用職員制度」攻撃と闘う!

公務員労組、解職者原職復帰を要求して五体投地に立つ!  公務員解職者の完全な原職復職を要求する闘いが、2月臨時国会が開かれている中、最終山場を迎えている。 公務員労組は、公務員解職者の完全な原職復職と名誉回復を要求して2月12日国会前で集団断食野宿ろう城に突入した。2月13日、国会前から青瓦台に向かう五体投地(両手・両膝・額を地面に投げ伏して礼拝)に決起した。国会から青瓦台まで約9・6㎞を3日間五体投地で行進する。 国会正門前で五体投地を始めた公務員労組は、共に民主党の党舎前
月刊『労働運動』34頁(0348号12/01)(2019/03/18)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№44
公務員労組、解職者原職復帰を要求して五体投地に立つ!

本の紹介 レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!ご購入、お問い合わせは連帯ユニオン関西地区生コン支部℡06(6583)5546武谷さんまで=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
月刊『労働運動』34頁(0348号13/01)(2019/03/18)


本の紹介、編集後記

星野さん解放へ720人パレード 1・27東京1月27日、「星野文昭さん今すぐ解放全国集会」が東京・すみだリバーサイドホール(墨田区)で開かれた。北海道から沖縄まで全国36救援会を先頭に集まった720人は、「戦争反対の星野さんを取り戻す闘いが、いよいよ安倍政権の改憲と戦争を阻止する。今が星野さん解放の時だ」(狩野満男さん)と思いを一つにした。 旭非正規職支会が検察に抗議 1・29ソウル1月29日、ソウルの大検察庁前で「『不法派遣先延ばし捜査、(悪徳法律事務所の)キム&チャンと
月刊『労働運動』34頁(0348号14/01)(2019/03/18)


PhotoDocument 2019年1月~2月